横浜･寺原早人とオリックス･山本省吾らのトレード合意!! Aクラス入りへ積極補強

横浜の寺原早人投手､高宮和也投手とオリックスの山本省吾投手､喜田剛内野手の2対2の交換トレードが両球団で合意に達したことが5日､分かった｡

今季､プロ野球史上初となる3年連続90敗以上で最下位に沈んだ横浜は開幕投手を務めた左腕･ランドルフが今オフに退団｡
3年目の田中､新人の真下らが成長をみせているものの､実績ある先発左腕が補強ポイントとなっていた｡

2000年にドラフト1位で近鉄に入団した山本は多彩な変化球と低目をつくコントールが持ち味の技巧派左腕｡
2008年には10勝を挙げ､オールスター戦にも出場した｡
また､今季は8勝ながら交流では4戦4勝｡セ･リーグ球団相手に実績を残している｡

一方､今シーズン5位に終わったオリックスは先発陣の補強が急務｡
今季17勝を挙げた金子千尋投手がエースとして一本立ちしたが､他に二桁勝利を挙げたのは10勝の木佐貫洋投手のみで先発3番手以降が手薄な状態だ｡

寺原は日南学園のエースとして臨んだ2001年夏の甲子園で当時の甲子園最速となる154キロを計測｡
4球団の競合の末､ダイエー(現ソフトバンク)にドラフト1位で入団した｡
2007年に多村仁外野手とのトレードで横浜に移籍すると､同年､自己最多となる12勝｡
今季は右ひじの違和感などに悩まされて4勝に終わったが､150キロを超える直球は健在で潜在能力は高い｡

来シーズンのAクラス入りを目指し､積極的な補強を続ける両チーム｡
このトレードが選手にとってもチームにとってもプラスになることを祈りたい｡

(2010年12月6日)

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