超多忙スケジュールで練習できない!! 巨人の1､2番コンビを振り回す球団の思惑とは!?

かつては豊富な資金力を武器に毎年のように大型補強を行っていた巨人｡
しかし､近年は"育成の巨人"と呼ばれるほど若手の育成に力を入れ､見事に結果を残している｡

その代表格が主に1､2番コンビとして起用されている坂本勇人内野手と松本哲也外野手だ｡
実力もさることながら､イケメン選手としても知られる二人｡
しかし､その人気が二人に思わぬ悩みを生んでいる｡

今月12日､坂本は高校時代を過ごした青森･八戸市の野球教室に参加し､松本も地元山梨･中央市の書店で握手会を開催｡
この日だけでなく二人はオフの間､テレビ番組の収録や各種パーティー､野球教室などほぼ無休｡
周囲の選手が自主トレを開始する中､来季に向けた準備に時間を裂けないのが現状だ｡

あるチーム関係者は､
｢1月に坂本はグアム､松本は茨城で自主トレを行う予定だが､年末年始も地元のイベントに駆り出されたり､野球教室などを行うため､それまでのスケジュールはほぼギッシリ｡球団はこの若手生え抜きコンビに巨人人気回復の使命を託していて､オフはなるべく全国のイベントで笑顔を振りまいて欲しい思惑がある｣(日刊ゲンダイより)
と指摘｡
特にこの現状に不安を感じているのが松本だという｡
｢3年間レギュラーを張った坂本は慣れているから少し余裕があって､グアム出発までに状態を上げていけばいいと割り切っている｡だが､松本は外野のレギュラーが確約されているわけではないから『亀井さんは豪州で試合(ウインターリーグ)に出ているのに､年内は練習する時間がほとんどない｡年明けから体を動かすしかない』とかなり焦っています｣(同)

松本は今季､開幕戦から打ちまくり､一時は4割を越える打率をマークするなどチームのスタートダッシュに貢献｡
しかし､4月末に左太ももを痛め､約2か月間離脱｡
7月に復帰したものの調子は上向かず､最終的には94試合で打率.287に終わった｡

先日の契約更改では300万円減の2700万円でサインし､
｢来年は盗塁王を目標にやりたい｣(スポニチアネックスより)
と抱負を語っていた松本｡

このままでは盗塁王どころか､出場機会が激減する可能性もありそうだ｡

(2010年12月18日)

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