巨人･グライシンガーが大減俸で残留!! 来季の巨人は外国人サバイバル!!

一時は退団もささやかれた巨人のセス･グライシンガー投手が20日､新たに1年契約を結び残留することが分かった｡
年俸は今季の2億6000万円から大幅減となる約8000万円｡
来季は新加入のアルバラデホ投手やトーレス投手､さらに実績のあるゴンザレス投手らと3つの外国人投手枠を争うことになりそうだ｡

グライシンガーは今季､前年から痛めていた右ひじの状態が悪化｡
わずか6試合の登板で0勝2敗､防御率5.48という来日以来最低のシーズンを送った｡

ある球団関係者は今回の大減俸を､
｢1軍が確約されていない､ということでしょう｡頑張らなければいけないというのが契約にも表れたのではないでしょうか｣(スポーツ報知より)
と分析｡
今季までは故障以外での2軍降格にはいくつか契約面で条件があったようだが､それも一切なくなったという｡

グライシンガー以外の外国人選手も厳しい状況に置かれている｡
ゴンザレスは来季が契約最終年､新加入のアルバラデホ､トーレスはともに単年契約だ｡
別の球団関係者が､
｢外国人選手も競争の中に身を置いてもらう｡いいライバル関係で力を出してくれることを期待している｡刺激し合うことでチーム全体の力が上がる｣(同)
と話しているように､かつて2年連続で最多勝を獲得した実績を持つグライシンガーでさえ､過酷なサバイバルを勝ち抜かなくてはならない｡

今季､シーズン3位に終わり､クライマックスシリーズでも敗れた巨人｡
王座奪還へ向け､外国人選手が"助っ人"の名に恥じない活躍をみせることはできるだろうか｡

(2010年12月21日)

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