オリオールズ･上原浩治に強力なライバルが出現!! クローザー争いに敗れれば引退か!?

米大リーグ･オリオールズの上原浩治投手が11日､都内で練習を公開｡
約50メートルの力強いキャッチボールを披露するなど､メジャー3年目のシーズンに向けて順調な調整を続けている｡

上原は昨季､シーズン途中からクローザーに転向｡
メジャー歴代4位タイの32試合連続無四球を記録するなど､抜群の制球力を武器に13セーブをマークした｡

オフには1年契約ながら出来高を含め総額500万ドル(約4億4000万円)の大型契約を獲得｡
球団側からはクローザーとして期待の言葉をかけられた｡

しかし年明け早々､状況は一変｡
オリオールズはブルージェイズからFAとなっていたケビン･グレッグ投手を獲得したのだ｡

グレッグは昨季､63試合に登板し､37セーブ､防御率3.51｡
4年連続20セーブ以上を挙げ､通算122セーブを誇る実力者は入団に際し､
｢クローザーをやりたい､とアンディ(マクフェイル球団社長)､バック(ショウォルター監督)に話した｣(スポーツ報知より)
とコメントした｡

年明けに自身のブログで､
｢クローザーとしての1年にしたい｣
と宣言した上原｡
強力なライバルの出現にも､
｢プロ13年目で初めて､与えられた役割が決まってないシーズンを迎える｡ものすごくワクワクしてる｣(同)
とクローザーの役割は譲らない覚悟だ｡

そのためにはオープン戦での結果が重要になってくる｡
上原自身もそのことは自覚しているようで､
｢3月中旬が勝負｣(同)
とコメント｡
しかし､集まった報道陣に､
｢負けたら引退か?ちゃんと『か』を付けといて｣(同)
と冗談をいう表情は自信に満ち溢れていた｡

(2011年1月12日)

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