”佑ちゃんフィーバー”に踊らされる梨田監督に､ダルビッシュ有がついに激怒!?

注目のルーキー･斎藤佑樹投手が入団したことで､例年よりも多くの報道陣が集まっている日本ハムの沖縄･名護キャンプ｡
斎藤は注目度の高さからか､ストレス性の腹痛を訴え練習を早退するというアクシンデトに見舞われたが､その他の選手達は周囲の熱狂にペースを乱されることなく調整を行っている｡

しかし､そんなチームの中に一人だけ浮かれている人物がいる｡
監督の梨田昌孝氏だ｡

梨田監督は今月2日､斎藤の初ブルペンに合わせて自身もブルペン入り｡
自ら斎藤のブルペン捕手を務めるというパフォーマンスで報道陣とファンを盛り上げた｡

これで味を占めたのか､梨田監督は17日にもブルペン入り｡
再び斎藤のボールを受け､ブルペン周辺に集まっていた数百人の観客から大歓声を浴びた｡

梨田監督はブルペン捕手を買って出た理由を､
｢人手が足りなかったからね｣(スポニチアネックスより)
と説明したが､観客からの歓声で他のピッチャーが集中できなかったことは明らか｡
この事態に激怒したのが､エース･ダルビッシュ有投手だ｡

それまで力強いボールをテンポよく投げ込んでいたダルビッシュだったが､梨田監督への歓声が大きくなるにつれ表情は一変｡
ロジンバッグを地面にたたきつけ､投球練習をわずか44球で切り上げてしまった｡

練習後､ダルビッシュはブルペンでの投球練習について､
｢球は走っていたが､気持ちが乗らなかった｡(こういうことは)めったにないことです｣(日刊ゲンダイより)
とコメント｡
気持ちが乗らなかった理由は､梨田監督のパフォーマンスであることは明らかだろう｡

また､梨田監督のパフォーマンスは斎藤にも戸惑いを生んでいる｡
この日､斎藤は20球～30球の投球練習を予定していたが､梨田監督が現れたことで予定より約20球多い計46球を投げる羽目になった｡
練習後は優等生らしく､
｢キャッチングしてもらい光栄です｣(同)
とコメントしたが､調整のペースが乱れたことは間違いないだろう｡

パ･リーグ開幕まであと1ヶ月｡
"佑ちゃんフィーバー"に監督が踊らされているようでは､日本ハムの開幕ダッシュは難しいかもしれない｡

(2011年2月27日)

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