巨人･阿部慎之助､右ふくらはぎ負傷で開幕絶望!? 実戦復帰は2ヶ月後か!?

【練習試合巨人 2-3 阪神】
巨人の阿部慎之助捕手が5日の練習試合で右ふくらはぎを負傷｡
関係者の話によると全治6週間の肉離れで､12日のヤクルトとの開幕戦出場は絶望的となった｡

4回2死一､二塁｡
阪神･藤井のファウルフライを追った阿部は､5､6歩走ったところで右ふくらはぎを押さえてうずくまった｡

ベンチから村田バッテリーコーチがあわてて飛び出したが､阿部は自力では立ち上がることができない｡
苦悶の表情を浮かべながら､村田コーチにおんぶされベンチに引き揚げた｡

阿部は試合終了を待たず､そのまま都内の病院へ直行｡
精密検査の結果は公表されていないが､関係者の話によれば､右ふくらはぎの肉離れであることが有力｡
完治まで6週間､実戦復帰までは早くても2ヶ月はかかる見込みだという｡

阿部は昨季140試合に出場し､打率.281､44本塁打､92打点をマーク｡
2007年からは主将も務めており､巨人は精神的支柱を欠いた状態で開幕を迎えることになりそうだ｡

試合後に岡崎ヘッドコーチは､
｢(けがが)どの程度か分からないけど､当然考えないといけない｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
早速､2軍から2年目の市川友也捕手を昇格させた｡

原監督は､
｢どういう状況になっても､待ったなしのわけだから｡チームは動いているわけで､その中でベストを尽くすということしか言えない｣(同)
と最悪の事態を想定しながらも､あえて前向きにコメント｡
1週間後に迫った開幕を見据え､必死に前を向いた｡

ここまで目立った離脱者を出すことなく､キャンプ､オープン戦とこなしてきた巨人｡
それだけに開幕直前の阿部の離脱は､戦力的にはもちろん､精神的にも大きな影響をチームに与えそうだ｡

(2011年4月6日)

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