阪神･藤川球児､抑え転向後初のKO! チームは巨人と入れ替わり3位転落!

【阪神 1-3 広島京セラドーム大阪】
阪神は16日､京セラドームで広島と対戦｡
先発･能見篤史が8回1失点と好投したものの､同点の九回に守護神･藤川球児が打ち込まれ､接戦を落とした｡

息詰まる投手戦となった同試合｡
阪神は広島先発･前田健太の前に七回まで二塁すら踏めなかった｡
それでも1点を追う八回､関本､桧山の代打攻勢で1死一､三塁とし､マートンが来日初バントとなるスクイズを決めて同点｡
勝利への強い執念を見せた｡

しかし直後の九回､自信を持ってマウンドへ送り出した守護神･藤川が大乱調｡
二塁打と2四球で1死満塁とされ､代打･前田智徳に甘く入ったフォークボールを右翼線へ運ばれた｡

決定的な2点を失った藤川は､わずか26球で無念の交代｡
イニング途中での降板は､2007年のクローザー転向後初めての屈辱だ｡

藤川は試合後､
｢負けよ｡ただ単純に｡やれることをやった上で点を取られた｣(スポニチアネックスより)
と吹っ切れたようにコメント｡
ただ､チームは痛恨の黒星で巨人と入れ替わり3位に転落｡
真弓監督は､
｢何とか追い付いて､勝ちたかったけど｣(同)
と悔しさをにじませた｡

また阪神はこの日､左膝痛でリハビリ中の城島健司捕手が､大阪府内の病院で左膝のクリーニング手術を受けたと発表｡
痛めていた右肘も8週間のノースロー期間を設けることが決定し､今季中に復帰する可能性が消滅した｡

守護神の不調に加え､チームの頭脳の離脱｡
ペナント争いが激しさを増す中､阪神が苦境に立たされている｡

(2011年8月17日)

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