日本ハム､ダルビッシュの引き留めに年俸10億円用意! ｢費用対効果は十分すぎる｣

日本ハム･大社啓二オーナーは17日､今オフの大リーグ挑戦が有力視されているエース･ダルビッシュ有投手の引き留めに､最大で年俸10億円を用意していることを明かした｡

今季､ダルビッシュはここまで28試合に登板し､18勝6敗､防御率1.44｡
投球回数､奪三振数はリーグトップで､チームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した｡

大社オーナーはこの日､『スポーツニッポン』の取材に対し､
｢あれだけの大エースが残ってくれるなら7億､いや10億円まで考える必要があるんじゃないか｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
10億円は今季年俸5億円から倍増で､球界では過去に例のない金額だが､
｢費用対効果は十分すぎる｣(同)
と全力でメジャー流出を阻止する意向を明かした｡

ダルビッシュは海外FA権を取得していないため､大リーグへ挑戦する場合はポスティングシステム(入札制度)での移籍となる｡
同制度は入札額に多額の費用がかかることから､年俸面を抑えられる傾向が強い｡
仮に年俸1000万ドルで契約したとしても､日本円に換算すると約7億7000万円｡
大社オーナーの言う｢10億円｣という金額はそれほど大きなものなのだ｡

ダルビッシュは最多勝のタイトルをかけて18日の今季最終戦に登板予定だったが､若手にチャンスを譲りたいとこれを回避｡
今後は29日のクライマックスシリーズファーストステージの第1戦に向けて調整を行っていく｡

球団側はシーズン終了後､ポスティングの行使を含め､ダルビッシュと話し合いを行う予定｡
果たして､ダルビッシュはどのような決断を下すだろうか｡

(2011年10月18日)

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