和田毅､オリオールズへ移籍決定か地元紙が2年6億円で合意と報道!

ソフトバンクから海外FA権を行使し､メジャー移籍を目指していた和田毅投手が､オリオールズと2年総額815万ドル(約6億4000万円)で合意したと､地元ボルティモア･サン紙が13日に報じた｡

同紙によると､オリオールズは今季､ジョン･ストックスティル育成部長を日本に送って和田を複数回視察｡
中日から自由契約となったチェンと合わせて熱心に調査を続け､今月上旬のウインターミーティングでは､和田の代理人を務めるアラン･ニーロ氏と接触を図っていたという｡

ヤンキースやレッドソックスといった強豪ひしめくア･リーグ東地区に所属するオリオールズは今季､69勝93敗で4年連続最下位｡
低迷の原因は投手陣の層の薄さで､今季のチーム防御率はメジャー全30球団中最下位の4.89｡
2ケタ勝利をマークしたのはブリットン(11勝､防御率4.61)､アリエッタ(10勝､防御率5.05)の2人のみで､先発陣補強が急務となっていた｡

2002年に早稲田大学からドラフト自由枠でダイエー(現:ソフトバンク)に入団した和田は､1年目から先発ローテーションの一角を担い､14勝5敗の好成績で新人王を獲得｡
球の出所が見えにくい独特のフォームから繰り出す最速148キロの直球とキレのいいスライダーを武器に､入団から5年連続で2ケタ勝利をマークした｡
その後は肘の故障などもあったが､2010年には17勝で初の最多勝を獲得｡
今季も16勝5敗､防御率1.51の好成績でチームの日本一に大きく貢献した｡

オリオールズ関係者は和田について､
｢制球力の良さに加え､今季は速球に力を増した｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
また､9年間で規定投球回を8度クリアしている点も高く評価されたとみられる｡

移籍先の条件を｢先発としてチャンスをもらえる球団｣としていた和田｡
低迷するオリオールズの救世主となれるだろうか｡

(2011年12月14日)

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