ブルワーズ･青木､開幕スタメンに追い風! 正右翼手が右膝痛で手術へ

今オフ､ヤクルトから米大リーグ･ブルワーズへ移籍した青木宣親外野手が､開幕戦にスタメン出場する可能性が浮上した｡

当初､青木は外野のバックアップ要員として考えられていたが､4日(日本時間5日)に正右翼手のハートが古傷の右膝を痛め､関節鏡手術を受けることが決定｡
全治3～4週間の重症で､メルビンGMは､
｢開幕後､最低1週間から10日は出場できないだろう｣(スポーツ報知より)
と開幕を故障者リスト(DL)入りして迎えることを明言した｡

大きなチャンスが巡ってきた青木は同日､オープン戦初戦となるジャイアンツ戦に5回の守備から途中出場｡
6回2死の場面で迎えた第1打席は､2種類の投球を持つ変則左腕･ロペスと対戦｡
2ストライクと追い込まれても､際どいコースをファウルでカットし､最後は甘く入ってきたカーブをしっかりと振りぬいた｡
結果は投ゴロに終ったが､
｢(ファウルは)狙い通り｡ちゃんと整理して､一球一球集中できた｣(スポニチアネックスより)
と手応えを感じた様子｡
第2打席は中飛に倒れ､デビュー戦は2打数無安打だったが､
｢結果が出なくて残念だったけど､内容は悪くなかった｣(同)
とその表情に暗さはない｡

試合を見守ったレネキー監督は､
｢厄介な左腕によく食らいついた｣(同)
と第1打席の内容を評価｡
ハートの離脱について話が及ぶと､
｢青木の出場機会が増えるだろう｣(同)
と明言した｡

青木は5日(日本時間6日)のジャイアンツ戦にスタメン出場することが濃厚｡
ライバルの離脱とは関係なく､持ち味の打撃をアピールし､開幕スタメンを奪いに行く｡

(2012年3月6日)

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