ダルビッシュ､メジャー最多11奪三振も初黒星! 不運も重なり6回4失点

【インディアンズ 4-2 レンジャーズ】
米大リーグ･レンジャーズのダルビッシュ有投手が6日(日本時間7日)､クリーブランドで行われたインディアンス戦に先発｡
6回を投げ11個の三振を奪うも4失点し､大リーグ登板6試合目で初黒星を喫した｡

インディアンズはダルビッシュ対策として､9人全員左打者を並べるオーダー｡
対するダルビッシュは立ち上がりから制球に苦しみ､1､2回と得点圏に走者を置いたが､キレの良い変化球でピンチを脱した｡

しかし3回､思わぬ落とし穴が待っていた｡

先頭･デーモンの打球は二塁への飛球となったが､キンスラーがこれを見失い内野安打に｡
続くキプニスには厳しいコースを突いたものの､球審の判定に泣かされ四球｡
無死一､二塁から3番･カブレラに一塁線を破る2点二塁打を打たれて先制を許した｡
さらに､2死二塁からは遊撃手の失策でさらに1失点｡
5回にはキプニスに甘く入った直球を右翼席に叩きこまれ､4点目を失った｡

これまで大量援護でダルビッシュを支えてきた強力打線も､この日は8回に2点を返すのがやっと｡
ダルビッシュはメジャー自己最多となる11個の三振を奪ったが､6回6安打4四球で無念の初黒星｡防御率を2.54に下げた｡

試合後､ダルビッシュは初黒星について､
｢高校や日本のプロ野球の時にも数多く負けているので､ただ1つの負け｣(スポニチアネックスより)
と淡々とした様子｡
この日の投球については､
｢直球はストライクを取れなかったが､その他の球種で何とか持ちこたえられた｣(同)
と分析し､
｢次､しっかりと投げることしか考えてない｣(同)
と早くも次回登板を見据えていた｡

日本時代とは違い中4日で登板を続けるダルビッシュにとって､この気持ちの切り替えの早さこそが今後の武器となりそうだ｡

(2012年5月7日)

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