モラッティ会長示唆インテル、カルヴァリョ･デコの加入ほぼ消滅

現地時間11日、インテル（イタリア）のマッシモ･モラッティ会長がチェルシー（イングランド）のポルトガル代表DFリカルド･カルヴァリョ、同MFデコについて、獲得の可能性がほぼ消滅したことを示唆。

伊『スカイ』テレビに出演したモラッティ会長は、カルヴァリョとデコの獲得について、金額面で折り合いが付かず交渉が決裂したことを明らかにした。

両選手について問われると、モラッティ会長は

「こうしたターゲットを手に入れることは益々困難になってきている」

とコメント。

「なぜなら、こうした選手が大いに有益であるのは、適切な値段が付いたときだけだからだ。そうでない場合、彼らがつまらない買い物になってしまうというリスクがある」

と続けた。

新シーズンに向け、前日に初練習を行なったインテル。
この日の練習には、今オフの退団をほのめかしていたスウェーデン代表FWズラタン･イブラヒモヴィッチも参加した。

バルセロナ、レアル･マドリーﾄﾞ（以上スペイン）、マンチェスターU（イングランド）へ移籍する可能性が報じらていた同選手だが、クラブが設定した7000万ユーロ（約90億2000万円）という金額にはどのクラブも手を出せないようで、ここまで移籍は実現していない。

なお、インテルは、昨季までユベントス（イタリア）でプレーし、昨季限りでの現役引退を口にした元チェコ代表のMFパベル･ネドベドの獲得に動いているとも報じられていたが、モラッティ会長は

「ネドベドの決断が正しかったことを願う。あの個性とプロ意識を考えれば、彼はあと1年素晴らしいパフォーマンスを見せ、活躍してくれると思ったが」

と述べ、同選手を翻意させることが叶わなかったことを示唆した。

今年は、レアルが銀河系再復活へ向け大型補強するなど、活発な欧州移籍市場。
これから、どう動くのか？楽しみである。

(2009年7月13日)

その他のSOCCERニュース