沢尻エリカ､スポンサーを巻き込み異例づくしのCM発表会

女優･沢尻エリカ(さわじりえりか=24)が､16日に都内で行われる｢たかの友梨ビューティークリニック｣のCM発表会見で､約1年ぶりに公の場に登場することが7日､明らかになった｡

同社から報道各社に送付されたFAXは9枚にもおよび､冒頭3枚には代表のたかの氏の声明を掲載した｡

その中で､沢尻サイドが3日に報道各社に送付した｢復帰声明｣に添付した6カ条の誓約書に関して｢弊社はまったく存じ上げない内容｡CM記者会見とは一切関係がございません｣と強調したえで､｢(沢尻エリカを)あたたかい気持ちで見守ってほしい｣と異例の声明を発表した｡

誓約書は､同社サイドの許可を得ない独断行為だったため､両者は急きょ協議｡経緯を明文化することとなったという｡

同社のCMは､これまで米倉涼子や黒谷友香らがセミヌードを披露し話題となっており､沢尻も負けない肌の露出となっているという｡

同社は｢裸一貫｣｢スッポンポン｣といった具体例を挙げ｢『男性目線』での『セクシーグラビア』表現をご遠慮いただきたい｣と要請したうえで､会見は司会者とのやりとりだけで､報道陣との質疑応答は行わないことも通達｡まさに腫れ物に触るかのような扱いだ｡

混乱も予想されるが､代表のたかの氏は｢沢尻さんも､彼女を起用したたかのも身から出た錆(さび)と言われても仕方のない事態ですが､沢尻さんがショックのため不安をもったまま記者会見に立つことを心配しています｣としている｡

いずれにしろ､会見がさらに注目を集めることは間違いなく､皮肉にも抜群の宣伝効果となったようだ｡(松野)