増田有華 AKBグループ186人の頂点に! 自慢の歌唱力で舞台主演射止めた!

演出家･宮本亜門氏(みやもとあもん=54)が手掛けるミュージカル『ウィズ-オズの魔法使い-』の主人公･ドロシー役を決める最終オーディションが2日､都内で行われ､AKB48･増田有華(ますだゆか=20)が主演の座を射止めた｡

AKBグループから主役を選ぶ今回のオーディションには､姉妹グループも含めたメンバー総勢約240人のうち186人が参加｡
宮本氏は事前情報を一切入れず審査し､AKB48･横山由依(よこやまゆい=19)やSKE48･松井玲奈(まついれな=20)といった人気メンバーも容赦なく一次オーディションで落とされた｡

そんな厳しい審査を勝ち抜き､この日の最終オーディションに駒を進めたのは､AKB48の仲谷明香(なかやさやか=20)､梅田彩佳(うめだあやか=23)､中村麻里子(なかむらまりこ=18)､SKE48の斉藤真木子(さいとうまきこ=18)､NMB48の山本彩(やまもとさやか=18)､これに増田を含めた計6人｡
最終オーディションではダンス審査､セリフ審査､歌唱審査が行われ､"AKB48の歌姫"と呼ばれるほど歌唱力に定評のある増田は劇中歌『HOME』を涙ながらに熱唱｡
見守った宮本氏も思わず目を潤ませ､頭上で何度も拍手した｡

実力で"センター"ならぬ"主演"を勝ち取った増田は､
｢私は演じることが大好きで､たくさんの人に幸せとか生きがいとかを舞台を通して届けることが夢でした｡
支えてくれた皆さん､今後一回りも二回りも大きくなっていきたいと思いますので､応援よろしくお願いします｣
とあいさつ｡
そして9月から始まる本番に向け､
｢オーディションの余韻に浸ることなく､直ぐにドロシーの役をもっと現実化して自分の中に落とし込めるよう､気持ちを切り替えて頑張ろうと思います｣
と力強く宣言した｡

宮本氏は増田を選んだ理由を､
｢歌唱審査での歌声を聞いていて鳥肌が立ちました｡愛に満ちていて､壮大で､歌のもつ世界観がピュアに伝わってきた｡
歌が上手い人は多かったけど､それを超えたものを感じて､増田さんとやっていきたいという決意ができた｣
と説明｡
つづけて､
｢稽古では最高のドロシーを作るために､"亜門なんて!"と怒りたくなるくらいのことを言います｡
僕も作品にまみれていくので､一緒にがんばっていきましょう｣
とエールを送った｡

ミュージカル『ウィズ-オズの魔法使い-』は､9月28日からKAAT神奈川芸術劇場にて上演｡
その後､東京､大阪､名古屋でも順次上演される｡(伊原)