たかじんの秘蔵っ子、宮根誠司をマークせよ！

(01/22)

女子アナといえば､もはやアイドルや女優と肩を並べるほど男性ファンを獲得し､美貌・知性もさることながら､キャラクター性が最重要視されている。
特に民放のアナウンサーともなれば､女性男性問わず､「バラエティ番組でタレントとからめるか？」という才能が非常に重要視されてきている。

ま､こんなことは言わずもがなでしょうが。

だが､女子アナ全盛といわれているこのご時勢､男性アナだって負けてはいない。

日テレの大胆な試みである「オジサンズ11」という番組を見ていても､現役アナを含め､各局で数々の伝説を築いたアナウンサー出身のタレント司会者が活躍している。
もちろんそれだけではなく､各局の現役男性アナウンサーもそれぞれ独自のキャラクターを出して､タレントさながらの活躍を見せているのである。

そんな中､ちょっと注目して欲しいのが､宮根誠司その人だ。

宮根誠司（みやねせいじ=45）は､元朝日放送（ABC）のアナウンサー。
ABCといえば､現在タレントとして活躍している山本モナ（やまもともな=31）も在籍していたことがある放送局だ。
このABC､宮根や山本のように､多くの出身者がフリーで活躍することが多い名物局でもある。

実は宮根がフリーになったのは､師匠格のやしきたかじん（59）の存在が大きい。
たかじんは､大橋巨泉の様に､ブレイク前のタレントや芸人の隠れた才能を見抜く眼にすぐれている稀有な人だ。
そんなたかじんが､自分の番組の担当になった宮根に目をつけ､フリーランスへの転向をうながす。なんと､宮根本人ではなく､たかじん自身が､公私共に親しいABCの社長の西村嘉郎に直々に談判し､フリーアナウンサーに転身させたというのだから､宮根に見た才能の片鱗はとてつもなく大きかったのだろう。

さて､そんな宮根誠司､たかじんに拾われたので､現在は関西ローカル中心だが､いずれ東京進出してくるのは間違いなさそうだ。
彼のブレイクにより､権勢を誇っている女子アナを男子アナが追い越してしまうような､そんな気がするのは私だけだろうか。（古田鉄寿）