ドラマ「ロト6で3億2千万円当てた男」出川哲郎が反町隆史を喰う!?

テレビ朝日系「ロト6で3億2千万円当てた男」の初回視聴率は12.4%をマークし、まずまずの出だしの中で11日、第2話のオンエアを迎えている。

このドラマは、主演映画で大コケしてしまった反町隆史(そりまちたかし=34)の起死回生の作品とも言えるべきもので、反町としてはここで強烈な存在感を放たないと、俳優生命にも関わるとの噂がちらほら。

また同時にタレントの出川哲朗(でがわてつろう=44)が久しぶりに連続ドラマに出演することでも話題になり、主演の反町隆史とどれだけからみがあるのか注目されていたのだ。

出川の演じる役は、反町演じる中堅広告代理店社員・立花をネチネチといじめる、イヤ〜な上司・中根悟という役。

立花はタイトル通りの幸運をつかむものの、自分より年下の中根に立花はいつもバカにされ、残業を押しつけられるなど、さんざんな目に遭うという設定だ。

実際、第1話でも第2話でも、「ああ〜、いそういそう、こういうイヤなヤツ!」とはっきりイメージのわかる嫌われキャラを見事に演じているのだから驚きだ。

いや、「驚き」と言うと本人に悪いかもしれない。

最近ではあまり話題にこそならないが、出川はもともとは舞台俳優からスタートしたタレント。

20代のころにウッチャンナンチャンらと劇団「SHA・LA・LA」を組んでおり、劇団ブームの中にあって大人気を博していたのだ。

バラエティ番組でこそ「ヤバイよ、ヤバイよ」の繰り返しだったり、肝心なところでカミまくっていたりはするが、案外ハマりそうな役柄も多いのではないかと思えてくるほど。

出川といえば、女性誌「an・an」の読者アンケート「嫌いな男ランキング」で2001年から5年連続で1位に君臨。

なんでも“殿堂入り”し、アンケート対象外となった不名誉な実績を持つほどの、気の毒な部分がある。

しかし、それはあくまでもタレントとしての話。

俳優として考えると、嫌な役にしっかりとマッチするというのはほめ言葉になる。

制作発表の場で反町に対し「リハーサルですぐに笑う。カチンコが鳴ったら勝負だから!」とダメだしをしたり、「反町さんも譲らないところがあるから、現場では何度も衝突してますね。でも、お互い刺激しあって成長したい」と冗談なのか本気なのかわからないことも言っていた出川。

言いたい放題と見る人もいるのだろうけど、少し見方を変えてみると、今のドラマの存在感だけで言えば、「もしかしたら反町喰っちゃってんじゃないの?」という評価も出てくるかもしれない。

ヘタレ芸人・哲ちゃんの、サクセスストーリーが始まるか?(古田鉄寿)


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