「紅白歌合戦」で見たくない歌手ランキング! 人気アイドルや大御所歌手に辛辣な声!
大晦日を象徴する番組、NHK『紅白歌合戦2012』の放送が迫っている中、『アサヒ芸能』が「見たくない紅白出場歌手ランキング」を発表している。

同誌が男性読者1000人にアンケート調査を実施したところ、ダントツ1位に輝いたのは197票を集めた和田アキ子
「大物ぶって鼻につく」「見飽きた感が絶大」「毎年、無条件で出場しているように見える」等のご尤も(?)な意見が多数寄せられたという。
和田アキ子が今年歌うのは、『愛、とどきますか』。1992年に発売された楽曲である。36回目の出場となるが、その年に発売された新曲を歌うことは近年だと皆無。選考基準もよく分からない。

白組1位は、今年初出場を果たした美輪明宏。1957年に発売したフランスのシャンソンのカバー曲『メケ・メケ』がヒットを飛ばし、1970年代から90年代まで多くのアルバム(カバー等含む)をリリースしている。しかし世間一般的には"美輪ちゃま"のイメージが強く、特に若年層に歌手という印象がない。その為、「歌手はない」「曲を知らない」といった意見が同誌では多く寄せられた模様。
美輪明宏の場合、初出場が決まった日、「見たい」「楽しみ」と期待を寄せる声もネット上で多く見られた。良い意味での賛否両論と言えるのではないか。

2位に選ばれたのは、紅組がAKB48白組ゴールデンボンバーAKB48に対して「興味ない」「学芸会のよう」「素人の集まり」と揶揄する意見や、ゴールデンボンバーへ「楽器弾かないバンドって!?」「場違いとしか言いようがない」「品がなさすぎ」と下ネタ発言を批判する意見など、視聴者の意見は厳しい。
同誌によれば、歌唱力よりもパフォーマンス重視なきゃりーぱみゅぱみゅももいろクローバーZらも上位にランクインしているという。

白組は他に、五木ひろし北島三郎森進一がそれぞれ3位から5位にランクイン。若者のみならず、『アサヒ芸能』読者層の30代から50代男性にも、演歌歌手の需要の無さが浮き彫りとなった。ほぼ毎年出場するベテラン勢だけに、「見飽きた」という意見が主に挙がっている。

昨今のJ-POP界は、歌唱力のある歌手が正当に評価されず、パフォーマンスや演出に比重を置いたり、事務所の権力によって売れるアーティストが目立つ。CDが売れない時代なのでそういった傾向に変わるのも無理はないが、純粋に良い曲を聴きたいリスナーにとっては、あまり魅力を感じない。CDが売れて話題性を集めれば『紅白歌合戦』やその他音楽番組への出演も増える。するとファン以外の一般層は番組を見なくなる、という負の循環が起きている。

紅白歌合戦』史上最低視聴率を記録してしまうなんて事にならなければよいが。
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