ビューティフルレイン
[第5話]
07/29放送

圭介(豊川悦司)は自分が若年性アルツハイマーという病に侵されていることを社長・中村富美夫(蟹江敬三)たちに告白する。社長や社長の妻・千恵子(丘みつ子)はすぐに圭介のバックアップを約束するが、圭介と美雨(芦田愛菜)が退室した後、アカネ(中谷美紀)は「考えが甘い」と両親(蟹江敬三・丘みつ子)に助言する。


そんななか圭介と美雨は、商店街の福引で伊豆大島のペア宿泊券が当たる。圭介は先生に相談、許可を貰って旅行に行くことを決める。

圭介が留守の間に、職場の従業員にも圭介の病気の話をしようとする富美夫(蟹江敬三)だったが、結局、話せずにいた。


久々の旅行に、圭介と美雨は大喜び! とくに美雨は嬉しくて、旅行当日からウキウキしていた。

家を出てからも、ガスの元栓や洗濯物のことが気になり、2度も自宅に戻った圭介と美雨。なんとかギリギリで伊豆大島行きのフェリーに間に合う。

ところがチケットが見当たらない。「何で?どうして忘れちゃったの?」美雨は圭介を責めた。その間に船が出港してしまう…。

じつはチケットを忘れたのは圭介ではなく美雨だった。美雨が自宅に置き忘れたのだ。「父ちゃんのせいにしてごめんなさい」美雨は素直に圭介に謝った。

「大島なんていつでも行ける」という圭介に、「じゃあ、父ちゃんの病気が治ってから行こう」美雨は言う。

自宅に戻ると富美夫から「話がある」と呼び出される。富美夫は「甘く見ていた。何をしてやれるのか、何もしてやれないのか。だからな、圭さん。とにかく…一緒に頑張っていこう」と圭介に言った。クビになることを覚悟していた圭介は感激する。

今日は花火大会の日。中村夫妻、アカネ、圭介と美雨は、5人で花火を観に行く。そこで圭介は美雨に「病気はいつ治るの」と聞かれ、答える事ができなかった…。


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キャスト
木下圭介 / 豊川悦司(とよかわえつし)
妻と死別して以来、工場の離れで幼い娘と二人暮らしをしている金属加工工場の職人。
明るい性格で仲間に囲まれ、少年野球チームの監督も務めている。
ある日突然「若年性アルツハイマー」であると診断されてしまう。
木下美雨 / 芦田愛菜(あしだまな)
圭介の娘で、しっかりしているが中身はまだまだ子ども。
母を亡くした寂しさを、父ゆずりの明るい性格ではねのけていた。

西脇アカネ / 中谷美紀(なかたにみき)
圭介が勤める中村産業の社長の娘。サバサバした性格で、心根の優しい女性。
意志の強さを持つが、その裏返しで意地っ張りな一面も。
下町の人間関係を嫌ってエリートの夫と結婚したが、ある日突然工場に戻ってきた。
実家に戻ってきた理由を誰にも明かそうとしないが、圭介と美雨と過ごすうち、心に変化が…。
勝田秋生 / 三浦翔平(みうらしょうへい)
圭介が務める工場の後輩職人。高校中退の元不良。
明るく脳天気で根が軽いためしょっちゅう圭介に怒られているが、打たれ強く根性があるためなんだかんだ可愛がられている。
仕事や社会に対してある種の諦めを持つ今時の若者だったが、圭介が病気に立ち向かう姿にだんだん影響を受ける。
古賀豊 / 安田顕(やすだけん)
圭介の主治医である医師。
病気を告知され衝撃を受ける圭介に、冷静ながらも真摯な態度で接する。
美雨と同世代の息子がいる。
松山菜子 / 吉田里琴(よしだりこ)
青果店の娘で、中学1年生。商店街の看板娘。
美雨の憧れの女の子で、バレエの先輩。
美雨にとっては、わからないことを何でも相談できるお姉さん的存在。

立花健太 / 君嶋麻耶(きみじまあさや)
美雨と仲良しの町のお巡りさん。
警官としてビシッとしようとするが、子どものころからこの町で育ったため、皆からはいつも坊や扱いされるのが不満。幼い頃からアカネに憧れていた。

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