ビューティフルレイン
[第10話]
09/02放送

夏休みだけの“お泊り”ではなくずっとこのまま沼津で暮らすのだと知ってしまった美雨(芦田愛菜)は、一夫(浜田晃)と愛子(岩本多代)に黙って1人で東京へ戻ってしまう。

連絡を受けた圭介(豊川悦司)は長距離バスの到着場に向かい、無事に美雨を見つける。

「どうして美雨だけ沼津にいなきゃいけないの?」という美雨に、圭介は「それは父ちゃんの病気が…治らないからなんだ」と告げた。

病気が進行すれば、圭介が全てを忘れてしまう事を聞かされた美雨。圭介が美雨の将来を思って決断したことも聞かされた。

自宅に戻ってから、美雨はアカネから“アルツハイマー”という病について話を聞く。アカネの義母もアルツハイマーになり、アカネが介護するなか他界したのだった。

美雨は「父ちゃんにやってもらいたい事」を提示する。“記念写真を撮る”“一緒に料理をする”“ひとりで自転車に乗れるようになる”などだ。そして圭介と美雨はひとつずつそれを実行していった。

最後に美雨は「どうしても沼津に行かなきゃ駄目?美雨の一番の幸せは、父ちゃんと一緒にいることなんだよ」と圭介に尋ねる。

2人のやり取りをじっと見ていたアカネが「ここにいたら?」と言い出す。「美雨ちゃんには…私たちがついているもの」と…。

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キャスト
木下圭介 / 豊川悦司(とよかわえつし)
妻と死別して以来、工場の離れで幼い娘と二人暮らしをしている金属加工工場の職人。
明るい性格で仲間に囲まれ、少年野球チームの監督も務めている。
ある日突然「若年性アルツハイマー」であると診断されてしまう。
木下美雨 / 芦田愛菜(あしだまな)
圭介の娘で、しっかりしているが中身はまだまだ子ども。
母を亡くした寂しさを、父ゆずりの明るい性格ではねのけていた。

西脇アカネ / 中谷美紀(なかたにみき)
圭介が勤める中村産業の社長の娘。サバサバした性格で、心根の優しい女性。
意志の強さを持つが、その裏返しで意地っ張りな一面も。
下町の人間関係を嫌ってエリートの夫と結婚したが、ある日突然工場に戻ってきた。
実家に戻ってきた理由を誰にも明かそうとしないが、圭介と美雨と過ごすうち、心に変化が…。
勝田秋生 / 三浦翔平(みうらしょうへい)
圭介が務める工場の後輩職人。高校中退の元不良。
明るく脳天気で根が軽いためしょっちゅう圭介に怒られているが、打たれ強く根性があるためなんだかんだ可愛がられている。
仕事や社会に対してある種の諦めを持つ今時の若者だったが、圭介が病気に立ち向かう姿にだんだん影響を受ける。
古賀豊 / 安田顕(やすだけん)
圭介の主治医である医師。
病気を告知され衝撃を受ける圭介に、冷静ながらも真摯な態度で接する。
美雨と同世代の息子がいる。
松山菜子 / 吉田里琴(よしだりこ)
青果店の娘で、中学1年生。商店街の看板娘。
美雨の憧れの女の子で、バレエの先輩。
美雨にとっては、わからないことを何でも相談できるお姉さん的存在。

立花健太 / 君嶋麻耶(きみじまあさや)
美雨と仲良しの町のお巡りさん。
警官としてビシッとしようとするが、子どものころからこの町で育ったため、皆からはいつも坊や扱いされるのが不満。幼い頃からアカネに憧れていた。

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