ブラッディ・マンデイ
[第7話]
11/22放送

警察は2年前にウイルステロを目論んだ宗教団体と今回のテロリストたちがつながっていることに気が付く。教祖の神島(嶋田久作)は拘留されていたが、信者たちは工事の振動音を拘留所の床にモールス信号として響かせることで、彼に伝達を送っていたのだ。

その頃、藤丸(三浦春馬)は竜之介(田中哲司)のパソコンから、那須のコテージの写真を発見。子供の頃は家族でよく行っていたが、母親が死んでからはすっかり使わなくなり、敷村に研究所として貸していた場所だった。抗ウイルス剤はそこにあると察した藤丸は、加納(松重豊)やかおる(芦名星)とともに向かう。だが、同行した宗方(村岡希美)が持っている発信機によって、テロリストたちも後を追っていた。

一方、THIRD-iではこれまでの失態の責任として、霧島(吉沢悠)が指揮官を降ろされ、鎌田(斎藤歩)が全ての権限を握る。

コテージに着いた藤丸たちは冷凍庫に抗ウイルス剤を発見。だが、コテージの周囲はマヤ(吉瀬美智子)はじめ、テロリストたちが包囲していた。それを知った藤丸は彼らとJ(成宮寛貴)の通信手段をハッキング。Jからの指示を装った「突入せずに待機していろ」という偽のメッセージをテロリストたちに流す。

その間に藤丸たちは抗ウイルス剤を持って、コテージを脱出。だが、マヤはJからの指示が偽物だと気付き、テロリストたちは藤丸たちを追いつめる。抗ウイルス剤はマヤに奪われてしまうが、藤丸は1本だけ隠し持っていた。

藤丸が持ち帰った抗ウイルス剤は霧島のもとに届けられた。これを分析すれば、同じものを作ることができる。だが、霧島はそれを鎌田には報告しない。

また、霧島は宗方とテロリストがつながっていたことを知り、彼女に事情聴取。宗方は神崎潤(=J)という数学者から発信機を渡されたと告げた。霧島は部下に神崎のことを調べるよう指示するが、それを鎌田に聞かれてしまい、追及を受ける。

藤丸がコテージから自宅に帰ると、刑事の船木(蛍雪次朗)が中から出てくる。遥(川嶋海荷)に、竜之介がテロリストの仲間だという証拠のVTRを見せたというのだ。ショックを受ける遥を見た藤丸は船木を追いかけ、突っかかるが、ねじ伏せられてしまう。

その直後、船木の遺体が発見された。藤丸は船木と口論していた現場を目撃されていたことから、殺人容疑をかけられる。藤丸は警官に追われるが、何とか逃げ切った。すると、そこに音弥(佐藤健)が現れる。やがて、音弥の携帯にあおい(藤井美菜)から、藤丸をかくまう場所が見つかったと連絡が入った。そこは、新聞部のヒデ(久野雅弘)が暗室として使っていた学校の小部屋だった。

仲間たちが自分を助けてくれたことに感謝し、笑顔を見せる藤丸だったが、音弥たちが買い出しに行こうとしたその時、ヒデが突然血を吐く。

その頃、Jはいよいよ明日、ウイルスを世にまくと仲間たちに告げていた…。
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キャスト
高木藤丸 / 三浦春馬(みうらはるま)
見た目は普通の高校生。
しかし彼の本当の姿は天才高校生ハッカーだった。
そんなある日、日本のテロ対策機関から極秘の調査依頼を受けた彼は、日本の運命をかけたテロと戦うことになる…。

九条音弥 / 佐藤健(さとうたける)
弥代学院に通う藤丸の同級生。
常にクールな彼は物事を客観的に見抜く能力に優れており、藤丸がファルコンという名でハッキング活動をやっていることはすでに見抜いている。
藤丸も信頼のおける彼には事件解決に協力してもらっている。
折原マヤ / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
テロ組織に所属し、ウィルステロを計画しているテロリスト。
藤丸が天才ハッカー・ファルコンだということを知った上で接近する。
弥代学院に教師として潜入し藤丸に接触しようと試みる。
彼女のパートナーは『J』
高木竜之介 / 田中哲司(たなかてつじ)
藤丸の父親で対テロ組織『THIRD-i本部』で副長を務めている。
後に殺人の罪を着せられてしまい、警察に追われながらテロ組織と戦うようになる。
以前に藤丸のハッキング活動を封印させたが、今回の危機に藤丸に協力要請をした。
加納生馬 / 松重豊(まつしげゆたか)
THIRD-i本部で課員として活動している。
武闘派で武器担当。外見は強面だが女々しい点も多々ある。
宝生小百合 / 片瀬那奈(かたせなな)
THIRD-i本部で課員として活動。
元自衛隊隊員で、特殊部隊に所属していたかなりの武闘派である。
今回の騒動では、藤丸とその妹の遥の警護にあたる。
霧島悟郎 / 吉沢悠(よしざわゆう)
THIRD-i本部で課員として活動している。
竜之介の直属の部下で技術担当をしている。
THIRD-iの中では最も藤丸に近い存在で、彼をサポートしていく存在となる。
南海かおる / 芦名星(あしなほし)
「THIRD-i」に所属し現場捜査官として働いている。
宝生の後輩であり、元警視庁公安部外事第三課で国際テロの担当をしていた実力派。
勝ち気な性格で恐れを知らず捜査に没頭する。

朝田あおい / 藤井美菜(ふじいみな)
藤丸と同じクラスの女子学生で、新聞部の副部長を務めている。
新聞部のほかに陸上部にも所属しており、短距離走の選手として活躍している。
普段もしっかり者で周りからも頼られる存在。
実は藤丸のことが気になっているのだが、本人も自分の気持ちに確証が持てないでいた。

高木遙 / 川島海荷(かわしまうみか)
弥代学院中等部に通う中学2年生の藤丸の妹。
現在も腎臓病を患っており週三回の透析治療が欠かせない。
家族想いの優しい女の子である。
安斎真子 / 徳永えり(とくながえり)
藤丸と同じクラスの生徒で新聞部に所属している女の子。
両親を亡くしてからは親戚の家で暮らしており、学費を払うために学校に内緒でアルバイトをしている。
もしこれが学校にばれたら学校を辞めさせられてしまうかもしれない。
立川英 / 久野雅弘(ひさのまさひろ)
弥代学院に通う中学2年生。カメラが趣味の彼は、趣味を活かして新聞部に所属している。
明るい性格でいつも周りを明るくするムードメーカーだが、KYなところがやや問題アリ。

神島紫門 / 嶋田久作(しまだきゅうさく)
正体が全く不明な男。過去に事件を起こしたことがあるというのだが、その内容も謎に包まれている。
どうやら事件に何か関係がある人物らしい。

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