ガリレオ
[第5話]
11/12放送

貝塚北署の内海薫(柴咲コウ)は、また湯川学(福山雅治)に捜査協力を求める。管内のホテルで起きた密室事件についてなのだが、「常識ではかんがえられない」「科学では解明できない」といって、湯川の興味を誘った。事件の被害者は、東京近県でペンションを経営する矢島(岡本光太郎)という男。死亡推定時刻は、矢島がホテルにチェックインしてから1時間後の午後6時のことだった。

実は、矢島がチェックインする前から、部屋の前で電気配線のチェックが行われていた。作業員によれば、3時間近くに及んだその修理中、618号室に入ったのは矢島だけだったという。しかし、その部屋にはコーヒーの容器が2つ残されており、一方の容器からは睡眠薬も検出されていた。指紋もところどころ拭き取られているという。このことから、犯人は矢島を眠らせた後、絞殺したものと思われた。だが、さらなる謎があった。実は、ホテルの向かいにあるビルで働く会社員が、ホテルの矢島の部屋で火の玉が飛んだのを見たと証言したのだ。

警察は、矢島がここ数ヵ月に複数の生命保険に加入したことから、妻の貴子(水野美紀)に疑いの目を向けた。しかし彼女には、事件があったと思われる時刻、地元のスーパーで買い物をしている姿が目撃されているというアリバイがある。警察ではさらに貴子が誰かに依頼したという線も考えているといゆ。この事件に興味を抱いた湯川は、薫とともに貴子に会いに行く。
しかし、貴子は、犯人や火の玉にも心当たりはない、とぼんやり答えるだけだった。
すると湯川は娘の秋穗(大後寿々花)がぜんそくであることを発見し、「こんな時期ですから、気をつけてあげてください」という。

翌日、薫と弓削(品川祐)が捜査から戻るってくると、そこに矢島の娘・秋穗がやってきて、貴子が嘘をついている、と言い出す。そして、「事件の前の晩、自分も火の玉を見た」と語るのだった。
すると湯川は実験をし、どのような火の玉だったか秋穂に見せた。秋穂は「お母さんは最近おかしい。お母さんが犯人ならすぐにつかまえて!」と叫んだ。
そのままぜんそくの発作を起こして倒れてしまった秋穂を薫は家まで送っていく。薫が帰ろうとすると、秋穂は「私はこの家が大嫌いだし、あの人(父)のことも大嫌いだった。あんたなんか死んじゃえと言ったこともある」と告白した。

さらに捜査を進めた薫が湯川にそれを報告に行ったとき、薫はふと目にした「この“一射入魂”のポスターを矢島さんの自宅で見た」という。すると、湯川はものすごいスピードで式を書き始め、「実験してみないとわからないが、すべてわかった」と言った。

研究室に戻った湯川は、矢島は自殺であり、経歴を調べてみれば、アーチェリーの経験があるだろうとし、それを立証していった。おそらく、家族とお金のために他殺に見せかけた自殺をし、その道具を妻の貴子が片づけたのだろうと。

貴子に話を聞くと、彼女は何も知らされず、一人でホテルの部屋に呼び出されたのだという。そこには置き手紙があり、貴子がこれからすべきことがこと細かに記してあった。だから、貴子はそのとおりにしたのだと薫たちに語った。そして、「どうして処分しなかったんですか」と問う薫に、「捨てられるわけないじゃないですか。あの人の大切な形見なのに」と貴子はつぶやくのだった。

後日、秋穂は湯川に会いにいき、湯川と薫にあててステンドグラスの小物をお礼に渡すと、「これからは私は母を守らなきゃ」と少し微笑んだ。
その後、研究室にきて、また悪態をつく薫だったが、湯川もまたもや真剣に対応してしまうのだった。
12/17 第10話


12/10 第9話


12/03 第8話


11/26 第7話


11/19 第6話


11/12 第5話


11/05 第4話


10/29 第3話


10/22 第2話


10/15 第1話

キャスト
湯川学 / 福山雅治(ふくやままさはる)
帝都大学理工学部物理学科准教授。
容姿端麗で、頭脳も明晰、おまけにスポーツ万能。一見、完璧な男に見えるが、ものすごく変人。変人ガリレオの異名を持つ。
刑事の草薙俊平とは大学の同期で、変わった現象の事件が起こると、時々彼の相談に乗っていた。
しかし、本人は捜査などに興味があるわけではなく、起きた現象そのものを解明し、証明することに意欲を燃やしているだけである。
内海薫 / 柴咲コウ(しばさきこう)
貝塚北署の新人刑事。希望して、交通課から異動してきた。
理論よりも感情を優先するタイプ。
先輩の草薙を尊敬し、あこがれている。彼の紹介で知り合った湯川とは相いれない部分もあるが、捜査の協力はしてもらっている。
草薙俊平 / 北村一輝(きたむらかずき)
貝塚北署の刑事。薫の先輩。
オカルトめいた現象の事件を解決する敏腕刑事で、ミステリーハンターと呼ばれる。
その実績により、本庁への栄転が決まるが、実はそのほとんどは湯川学のおかげである。
弓削志郎 / 品川祐(しながわひろし)
貝塚北署の刑事。
内海薫の先輩で、彼女と一緒に捜査をすることが多い。自信過剰な面と打たれ弱い面を合わせ持っている。
栗林宏美 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
帝都大学で湯川の助手をしている。
研究中に、湯川のもとに訳のわからぬ事件を持ち込み、邪魔をする警察に対して、疎ましく思っている。
城ノ内桜子 / 真矢みき(まやみき)
自他共に認める、美人監察医。
常に冷静沈着で、どんなにひどい状態の遺体を目にしても、その態度は変わらない。
ミステリーハンター・草薙の数々の功績の真相にも気づいている。
村瀬健介 / 林剛史(はやしつよし)
帝都大学理工学部物理学科第十三研究室、つまり、湯川のゼミで学ぶ学生。
既婚者の姉が一人いる。
小淵沢隆史 / 福井博章(ふくいひろあき)
帝都大学理工学部物理学科第十三研究室に所属しており、湯川のゼミで物理学を学ぶ学生。
森英太 / 伊藤隆大(いとうたかひろ)
帝都大学理工学部物理学科第十三研究室の湯川ゼミで学ぶ学生。
渡辺美雪 / 高山都(たかやまみやこ)
帝都大学理工学部物理学科第十三研究室の湯川ゼミで学ぶ学生。
谷口紗江子 / 葵(あおい)
帝都大学理工学部物理学科第十三研究室の湯川ゼミで学ぶ学生。

ガリレオ特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau