孤独の賭け〜愛しき人よ〜
[第10話]
06/14放送

美香(渡辺夏菜)をかばってトラックにはねられた信子(田畑智子)はこの世を去った。信子の葬儀で、号泣する美香を抱きしめる百子(長谷川京子)。隆子(河本麻希)も弔問に訪れたが、百子もまた悲しみから彼女の力になれない。梯二郎(伊藤英明)も顔を見せ、彼女の事業の援助を申し出るのだが、彼を信用出来ないと百子はきっぱり断った。
梯二郎は、オフィスに戻ると田鶴子(古手川祐子)と寿都子(高岡早紀)に絞られる。というのも海江田(春田純一)や大垣(石田太郎)の政治生命を揺るがす記事がリークされていることを田鶴子から聞かされたからだ。寿都子に至っては、別れて欲しいと言い出す始末。大垣の元を訪れた時には、記事を消す為なら手段を選ぶなと指示を受け、梯二郎はそれを承諾するのであった。
その頃百子はまだ、信子のことを思い泣いていた。そこへ現れる二郎(堺雅人)。彼は、百子を抱きしめ、ある場所へ一緒に行こうと言う。そこは、京子(井川遥)の妹がいる病室だった。京子は、妹の為にも、デザインの夢を諦めないで欲しいと願い、二郎もまた彼女を力づける。そして、彼女に結婚しようと言うが、百子にとって彼はやはり兄のような存在なのだった。
梯二郎に辞表を提出する京子。別れを告げた京子だが、ドア越しに涙を流す。 記者に金を渡し、無事にリークを押さえることが出来た梯二郎。一方、百子は、隆子を訪れ、東野(笹野高史)の身体を最優先し、入院させることをアドバイスする。
百子が、隆子からの連絡で東野の病室を訪れた時、梯二郎は海江田たちとの狂乱の宴席にいた。
ところが翌朝、梯二郎の記事が全マスコミに掲載される。ロビー活動の疑いがかかる梯二郎。しかし、彼は諦める様子は見せない。 当然、大垣と海江田も相変わらず不敵な笑みを浮かべていた。
そして、梯二郎から百子に電話が入る。彼は、氷室(田宮五郎)とともに隆子を訪れ、東野興産への吸収合併を説得するつもりだ。残された道はこれしかなく、海江田にも既に宣言した手前、何とか隆子を納得させる為に百子の助けが必要だった。百子に頼み込むが、彼女は、彼を助けることは出来ないと梯二郎につぶやいた。
オフィスで、氷室と今後のことについて話す梯次郎。とその時、高木(中原裕也)が、来客の訪れを告げる。その来客とは東野だった。東野は、車椅子は隆子に伴われてやって来たが、倒れた後遺症のせいで覇気がなく別人のようだった…。
梯二郎の自らの人生を賭けた「孤独の賭け」は、ここで終わってしまうのだろうか…。

06/21 第11話


06/14 第10話


06/07 第9話


05/31 第8話

キャスト
乾百子 / 長谷川京子(はせがわきょうこ)
「フェリーネ」下請けデザイナー。その腕前・・・
千種梯二郎 / 伊藤英明(いとうひであき)
「千種インターナショナル」社長。一代で水・・・

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