猟奇的な彼女第1話あらすじ完全版

猟奇的な彼女

[第1話]

04/20放送

海洋生物学科講師の三朗（草なぎ剛）は仕事を終えて、誕生日を迎えた彼女の家へ。だが、そこで彼女と別の男がベッドにいるのを目撃してしまう。怒って自宅に帰る電車で、彼は酔っぱらってフラフラの女性、凛子（田中麗奈）を見かけた。彼女は可愛らしい外見ながら、お年寄りに席を譲らない高校生を叱り飛ばし、三朗は驚く。

その後、吐きそうになった凛子が三朗のもとに突進していい気、彼のコートの中に吐く。三朗は途中下車して服を洗うが、凛子はベンチで寝てしまい、仕方なくホテルへ連れていくことに。三朗はフロントでも騒ぎまくる凛子をどうにか部屋まで押し込んだ。ひとまず、三朗がシャワーを浴びて出ると、警官が来ていた。三朗が凛子を無理やり連れ込んだと思った従業員が通報したのだ。三朗は留置所に入れられ、凛子はそのままベッドで寝てしまう。

翌日、釈放された三朗は大急ぎで研究室に向かう途中、自分と同じ海洋生物学科へ行こうとしている南（松下奈緒）と遭遇。３カ月間、研究生として大学に通うのだという。「はじめまして」とあいさつする三朗に「久しぶり」と返す南。二人は同郷の幼なじみだったのだ。

三朗が授業をしていると、教室に凛子が来ていた。前夜の記憶がない凛子は三朗に無理やりホテルに連れ込まれたと思い、彼が忘れていった財布をもとに大学までやってきたのだ。三朗は何もしていないと言うが、凛子は信じようとしない。反発する三朗に、凛子は急所蹴りを食らわす。その後、事情説明のため、居酒屋へ。そこで、凛子は酔いつぶれてしまい、三朗はまたもやホテルへ連れていく。目を覚まし、ホテルを出ていく凛子を追いかけた三朗は南の歓迎会を終えた研究員たちと出くわしてしまった。南は複雑な表情で去っていき、三朗は彼女のバッグに付けられていたキーホルダーに気付く。それは子供の頃、三朗が彼女にあげたものだった。

三朗は凛子に自分たちは何でもないと南に証言してくれと言う。すると、凛子は交換条件を出してきた。質屋に入ったままのテディベアを取り戻してほしいというのだ。だが、店主は孫にあげることにしたからダメだと言い、どうしても返してほしければ別れた妻のもとへ行って、置きっぱなしのゴルフバッグを取り返してきてくれと言う。その妻のところへ行くと、今度は有名和菓子店に並んで、羊かんを買ってきたら返すと言われてしまう。

次々とそんな交換条件が連鎖し、最後には暴力団の組長の頼みで東京湾に沈んだアタッシュケースを引き上げに行くハメに。さすがに、やりきれなくなった三朗は東京湾に凛子を一人置いて、去っていく。だが、そのテディベアが凛子の別れた恋人からのプレゼントだと気付いた三朗はウエットスーツ姿に、ボンベを背負って戻ってきた。

やがて、無事にアタッシュケースを引き上げ、質屋からテディベアを取り戻すことに成功。だが、凛子はそれを投げ捨ててしまった。三朗は怒るが、凛子は自分のものなのだから、どうしようと勝手だと言う。だが、その中から婚約指輪が出てきて、凛子の恋人は彼女にプロポーズしようとしていたことが分かった。三朗は今から凛子に恋人のもとへ行こうと言うが、あまりの疲れでその場に倒れ込んでしまう。三朗が目を覚ますと、そこには凛子から連絡をもらった南が来ていた。

数日後、三朗のマンションの隣の部屋に新しい住人が引っ越してきた。作業服姿で荷物を運んでくる女性の顔を見た三朗は驚く──凛子だった。初めは引っ越し屋でバイトしているものとばかり思ったが、どうやら隣に引っ越してくるらしい。二人の部屋はベランダでつながっていて、凛子は三朗の部屋にズケズケと入ってくる。そこに偶然、南がやってきて…。

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ｷｬｽﾄ

眞崎三朗 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)
江戸橋大学、理学部海洋生物学科講師。
仕事でイルカの研究をしている為、趣味はスキューバダイビング。
一見、多趣味のように思うが、それ意外は叩いても何も出てこないごくごく普通の男。
恋愛観は、タッチの浅倉南のような大和撫子が現れたら結婚しようと心に誓っている。
そんな彼の目の前に、アノ彼女が現れて…。

高見凛子 / 田中麗奈(たなかれいな)
小説家を目指すアルバイト貧乏。当然のことながら小説の方は…。
そんな彼女がある晩、駅のホームで三朗に助けられる。
しかし気が強く喜怒哀楽が激しい彼女は、男に手を貸してもらったことが納得いかない。
そのことを言葉で伝えることができない彼女は三朗に対しキックパンチラリアットで自己表現。
三朗はこんな彼女を「サメ女」と命名するのであった。

浅倉南 / 松下奈緒(まつしたなお)
江戸橋大学理学部海洋生物学科の研究生。
シーアドベンチャーでイルカの調教師をしていたが、江戸橋大学と共同事業により、三朗の下で三ヶ月間研究生として働くことになる。
彼女の名前はタッチの浅倉南と同姓同名。
結婚相手はタッチの浅倉南と誓っていた三朗は、彼女が運命の人だと確信するのであった。

如月春夏 / 鈴木えみ(すずきえみ)

数島健作 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)

夏目圭輔 / 上川隆也(かみかわたかや)

祐天寺柚子 / 松嶋尚美(まつしまなほみ)

五藤茂市 / 山田親太朗(やまだしんたろう)

林田若葉 / 大石参月(おおいしみつき)

嶋木優衣 / 小久保利恵(こくぼりえ)

林田五月 / 市毛良枝(いちげよしえ)