ロッテ､下克上へ初戦とった!! ロッテ･成瀬善久が1失点完投で敵将も脱帽!!

【ソフトバンク 1-3 ロッテ】クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦､レギュラーシーズン3位のロッテが､パ･リーグ覇者のソフトバンクに勝利｡
ソフトバンクは1勝のアドンバンテージがあるため､対戦成績は1勝1敗となった｡

圧巻の投球だった｡
ロッテ･先発の成瀬善久投手は､プロ入り初の中4日での登板をものともせず､4安打9奪三振で1失点完投勝ち｡

8回を終えた時点での球数は120球｡
交代も十分に考えられたが､成瀬は西村監督に自ら､
｢(9回も)いけますよ｣(スポーツ報知より)
と志願｡最後までマウンドを守り抜いた｡

試合後､
｢最後までいきたい気持ちが強かった｡球数は関係なく投げ抜いてやろうと｡攻めのピッチングができました｣(同)
と振り返った成瀬だが､不安はあった｡

初めての中4日に加え､ソフトバンク戦は今季5試合に登板し0勝4敗｡
さらに､ソフトバンク･先発の杉内俊哉投手は､今季途中まで3年越しの6連敗を喫していた｡

そんな成瀬を奮い立たせたのが､チームの結束力｡
25歳の誕生日を迎えた13日､練習後の成瀬にチームメートが｢ハッピー･バースデイ｣を歌うサプライズがあった｡

このチームのために勝ちたい｡
成瀬のモチベーションは最高潮に達していた｡

西村監督は､
｢絶対に落とせないゲームなので最後まで成瀬だった｡ウチのエースらしいピッチングをしてくれた｣(同)
と成瀬を絶賛｡

ソフトバンク･秋山会長も､
｢成瀬はよう投げたな｣(同)
と脱帽するしかなかった｡

これでロッテは､西武とのCS第1ステージからポストシーズン負けなしの3連勝｡
大事な初戦をエースでとったロッテ｡
レギュラーシーズン3位からの下克上へ､勢いが加速してきた｡

(2010年10月15日)

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