浅田真央､余裕発言も内心は不安いっぱい!? 後輩･村上佳菜子が脅威の存在に!?

22日に開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ初戦･NHK杯を前に､出場する日本人勢が名古屋市内で会見を行った｡

注目は今大会がシニアデビュー戦となる昨季の世界ジュニア女王､村上佳菜子｡

"浅田真央2世"と呼ばれる15歳の彼女は､憧れの浅田の横に座り､
｢戦うという気持ちじゃなく､一緒に練習できるという気持ちでうれしい｣(スポニチアネックスより)
と初々しいコメント｡

これに対し浅田は､
｢小学生のころから一緒に練習してきて､同じ大会に出るのは不思議｡わくわくした気持ちで頑張って欲しい｣(同)
と世界女王らしく余裕のエールを送った｡

しかし､そんな余裕はあるのだろうか｡

今季はフリーで跳ぶ2回のトリプルアクセルのうち､1回を演技後半に組み込んだ新プログラムに挑戦している浅田｡

この日の公式練習では､不調が伝えられるジャンプを入念に確認｡
トリプルアクセルは午前と午後､それぞれ5回ずつ挑戦し､午前は1回成功｡午後は5回全て成功してみせたが､
｢良いときと悪いときがある｡良いときが本番で出れば･･･｡やってみないと分からない｣(デイリースポーツより)
と不安を覗かせた｡

また､演技後半のトリプルアクセルについては､
｢練習でも決めていない｡本番でどうなるか｡思い切りやる｣(同)
とぶっつけ本番での挑戦になることを告白｡
フリーの自己最低得点を記録した､今月2日のジャパンオープンの二の舞になってしまう可能性も十分にありそうだ｡

苦しむ浅田をよそに､村上はショートプログラムの曲をかけ2回連続3回転を軽々と成功｡

｢真央ちゃんはジャンプを1つ1つ確認していたので勉強になった｣(スポーツ報知より)
という言葉が皮肉に聞こえるほど､好調な姿を見せた｡

今大会は海外の有力選手が少ないため､浅田と村上の一騎打ちになる可能性が高い｡
今の浅田には､かわいい後輩が脅威の存在に見えているかもしれない｡

(2010年10月22日)

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