日ハム､斎藤佑樹に18番用意!! 楽天･田中将大は対戦を熱望!!

28日に行われたドラフト会議で､注目の斎藤佑樹投手は4球団の競合の末､日本ハムが交渉権を獲得した｡
斉藤はかねてより12球団OKの姿勢を見せているだけに､入団は確実｡
甲子園､神宮とアマチュア球界を盛り上げてきたスーパースターが､ついにプロの舞台に挑む｡

ドラフト会議前､
｢後はクジ引きですので､天命を待つだけだと思っています｣(スポーツ報知より)
と語っていた斉藤｡

ドラフト当日はリーグ優勝のかかった30日からの早慶戦(30日)に控え記者会見は開かれなかったが､早大広報部を通じてコメントを寄せた｡

｢複数の球団から高い評価をいただき､その中で日本ハムの指名を受けたことについては､心から感謝しています｡リーグ戦終了後､これまで応援してくださった皆さまの前で､あらためてごあいさつしたいと思います｡また､関係者の皆さまには重ねて深く感謝申し上げます｣(同)

丁寧な談話は､まさに"王子"の名に相応しいものだった｡

普段は謙虚な斎藤だが､親しい知人には､
｢実力で開幕ローテーションを勝ち取る｣
｢20年で200勝したい｣(共にサンケイスポーツより)
と強気な目標を掲げて打ち明けており､意欲十分｡
日本ハム側もエースナンバーである背番号｢18｣を用意し､万全の状態で斉藤を迎え入れる構えだ｡

梨田監督は､
｢うちにはダルビッシュがいる｡勉強するところはいろいろあると思うし､吸収してほしい｣(同)
と日本を代表する右腕との相乗効果に期待を寄せ､当のダルビッシュもツイッターで､
｢斎藤君か｡盛り上がるね｣
と歓迎の意を表した｡

また､パ･リーグ球団入りとなれば忘れてはならないのが､楽天･田中将大投手の存在｡
2006年夏の甲子園決勝､伝説に残る延長再試合を戦ったライバルは､
｢正直うれしいです｡公式戦で対戦することにより野球界を盛り上げていきたい｣(同)
と早くも対戦を熱望した｡

田中だけでなく､巨人･坂本や広島･前田など早くもプロで結果を残している"ハンカチ世代"｡
世代の代表として､斎藤はプロでも輝きを放つことができるだろうか｡

(2010年10月29日)

その他のBASEBALLニュース