斎藤佑樹､ダルビッシュ有を激怒させたメール事件の真相とは!?

今月19日､ダルビッシュ有投手のレンジャーズ入団が決まった｡
絶対的エースが抜けた日本ハムは､若手投手の奮起が必要不可欠｡
中でもルーキーイヤーの昨年､6勝を挙げた斎藤佑樹投手には大きな期待が集まる｡

斎藤は入団当初から､
｢目指すべきはダルビッシュさん｣(東スポWeb)
と公言｡
そんなかわいい後輩をダルビッシュも何かと気に掛け､キャンプでは積極的にアドバイスを送る姿が見られた｡

斎藤こそダルビッシュの穴を埋めるに相応しい投手と言えそうだが､実情を大きく異なっている｡
なんと､2人の"師弟関係"は昨年5月に早々と解消されていたというのだ｡

もともとの野球観が違っていた2人に決定的な亀裂が生じたのは昨年5月8日のソフトバンク戦｡
この試合に先発した斎藤は､左脇腹の違和感を訴えわずか10球で降板｡
マウンドを中継ぎ投手に任せ､ベンチ裏でアイシング治療を行うことになった｡

試合は緊急登板した多田野ら中継ぎ陣が奮闘｡
斎藤の投球を楽しみしていたファンも大きな声援を送っていた｡
そんな中､斎藤の状態を気にしたダルビッシュはベンチ裏で驚きの光景を目にしてしまったという｡
あるチーム関係者が明かしている｡

｢運悪くダルビッシュが来た時に(斎藤)本人はメールを打っていたそうです｡それで『お前､誰のせいで中継ぎや野手の人たちが必死に戦ってくれてるんだよ!治療が終わったら､さっさとベンチに来て応援しろ』と怒鳴られ､周りにいた人間も苦笑いしたそうです｣(東京スポーツより)

クールな印象のあるダルビッシュだが､2009年の日本シリーズでは疲労骨折を抱えながら登板を直訴するなどチームを想う気持ちは誰よりも強い｡
それだけに斎藤の態度は許せなかったようだ｡

これ以降､ダルビッシュは斎藤を意図的に避け､親しい選手には､
｢あいつはいろいろ教えてあげても『はい』というだけで何も実践しない｣(同)
と不満を漏らすことも｡
一方の斎藤もテレビのインタビューで､
｢自分のお手本になるのは武田勝さん｣(同)
と言い切り､ダルビッシュとの"師弟関係"解消を宣言した｡

結局､ダルビッシュから"エースの心得"を学ぶことができなかった斎藤｡
さらなる飛躍を求められる今季､自らの力でエースとしての足場を固めていくしかなさそうだ｡

(2012年1月28日)

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