横浜･村田修一､チーム再建へ男の決断!! FA権行使せず残留へ!!

今季国内FA権を取得した横浜の村田修一内野手が権利を行使せず残留する意向であることが11日､分かった｡

解禁早々にFA権を行使したチームメートの内川聖一内野手とは対照的に､これまで決断を保留してきた村田｡
この日行われた球団との最終交渉後も､
｢どっちにも気持ちが傾かない状況｡球団がどういう方向に向いているか､自分をどう扱ってくれるかを聞いた｡家族のことや､自分のスタイルを発揮できるかを考えたい｣(スポーツ報知より)
と揺れる思いを明らかにした｡

しかし､球団関係者によると､
｢自分の成績が悪かった上にチームは勝てなかった｡FAを取ったから『はい､さようなら』でいいのか｣(同)
と語っており､15日にも球団に残留の意思を伝えるという｡

今季､四番として2007年以来の全試合に出場したものの､打率.257､26本塁打､88打点｡
昨季は両太ももの肉離れで出場が自己ワーストの93試合と､過去に2度本塁打王を獲得している村田にとっては不本意な成績が続いている｡
さらに､チームは3年連続の最下位｡
選手会長として､そして"男･村田"としての責任感が退団への思いを断ち切らせた｡

また､未熟児として生まれた長男の存在も大きかった｡
以前から､
｢家族を守らないといけない｣(同)
と話していた村田は､移籍による生活環境の変化を懸念｡
身売り騒動で気持ちが揺れることもあったが､横浜で家族と生活することを決意したようだ｡

最終交渉で､
｢チームが一致団結して向かうには君が必要だ｣(同)
と加地社長から慰留された村田｡
この言葉に村田が燃えないわけがない｡
自身の完全復活､そしてチーム再建のため､来季もチームを引っ張っていく｡

(2010年11月12日)

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