横浜､村田流出もラミレス獲得で万々歳!? 村田は厄介者扱いだった!?

今月13日､横浜からFA宣言した村田修一内野手の巨人入りが正式決定した｡
村田は同日の入団会見で､
｢たくさんホームランが打てれば100打点にいけますし､来年は30本打ちたいと思います｣(ニッカンスポーツより)
と宣言｡
2008年以来となる本塁打王奪還､そして自身初となる日本一に強い意欲を見せた｡

昨オフより村田の獲得を望んでいた原監督は､早くも｢5番･三塁｣での起用を明言｡
3年ぶりのV奪還のキーマンとして大きな期待を寄せている｡

一方､主砲の抜けた横浜は巨人の4番･ラミレスを年俸3億5000万円プラス出来高払いの2年契約で獲得｡
年齢的な衰えを考えると安い買い物ではなかったが､チームは村田に代わる4番候補を大歓迎している｡

それもそのはず､横浜にとって素行の悪い村田は"厄介者"だったのだ｡
チーム事情をよく知る担当記者は､村田の問題点をこう指摘する｡

｢村田は髪を茶髪にしたとき､若手にも同じようにするよう強制したり､飲み屋に引っ張りだしたりした｡
かと思えば大矢監督が休養して田代監督代行のとき､『来年も田代監督でお願いします』と堂々と言ってのけた｡
現役時代の王､長嶋だって監督人事に口を出すことはなかった｡何様のつもりなんだ､とチーム内で問題になった｣(日刊ゲンダイより)

その点､ラミレスは礼儀正しく練習熱心｡
巨人時代には坂本や長野といった若手にアドバイスを送り､その指導力は本職の打撃コーチよりも分かりやすいと評判だった｡
実力的には陰りが見え始めているが､4年連続最下位からの浮上を目指すチームにとって､"勝者のメンタリティー"を持つラミレスの加入は大きなプラスとなるだろう｡

そんな優等生･ラミレスを手放し､村田を獲得した巨人｡
原監督は村田の素行の悪さを踏まえた上で､
｢環境が変われば人間も変わる｣(同)
と話しているが･･･｡

結果的に4番打者が入れ替わることになった巨人と横浜｡
果たして､賢い補強を行ったのはどちらのチームか｡

(2011年12月17日)

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