横浜が11年ぶりの開幕カード勝ち越し! 主将･村田も｢今年はちょっと違う｣と手応え!

【横浜 7-1 中日横浜スタジアム】
今年の横浜は何かが違う｡

昨季まで3年連続最下位の横浜は14日､中日に7-1と快勝｡
昨季のセ･リーグ王者を相手に2000年以来､11年ぶりとなる開幕カード勝ち越しを決めた｡

チームの変化を象徴しているのが､今季から主将を務めている村田修一内野手だ｡
1-0で迎えた四回､左前打で出塁した村田は続くハーパーの中越え二塁打で本塁へ激走｡
クロスプレーとなったが､谷繁のタッチをかいくぐり間一髪で生還｡
右足を捻挫しながらも､1点に懸ける強い気持ちを見せた｡

昨季までは怠慢な走塁が目立っていた村田だが､主将に任命されたことで意識が変化｡
春季キャンプ前には､ナインの前で全力疾走を誓ったという｡

村田はこの日の試合後､本塁への激走について､
｢(昨年までの)僕にはない､いいスライディング｡僕自身感動しました｣(デイリースポーツより)
と冗談交じりにコメント｡
しかし､得点に繋がる場面だけでなく､凡打でも全力疾走する主将の姿は､ナインの士気を高めていることだろう｡

最下位からの脱出を目指す今季､
｢チーム打率.270｡出塁率.330｡4点以上80試合｡振り切る｡全力疾走｣(同)
という目標を掲げている横浜｡
まさに目標通りの試合で開幕カード勝ち越しを決めたが､村田は､
｢今年はちょっと違うという印象も与えられた｡これを継続することが大事｣(ニッカンスポーツより)
と浮かれる様子はない｡

頼もしさを増した主将を中心に､横浜がセ･リーグに旋風を巻き起こす｡

(2011年4月15日)

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