｢次がラストチャンス｣惨敗の浅田真央が語る悲壮な決意とは!?

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦､フランス杯最終日が27日にパリで行われ､ショートプログラム(SP)7位と出遅れた浅田真央はフリーの演技でもジャンプでミスを連発｡
SPとの合計148.02点で総合5位に終わり､GP上位6人で行われるファイナル進出を逃した｡

シニア転向後､自己最低となる8位に終わったNHK杯からの巻き返しを誓った今大会｡
しかし､またしても浅田の笑顔を見ることはできなかった｡

最初のトリプルアクセルに失敗すると､苦手な3回転ルッツは両足着氷｡
2度目のトリプルアクセルも1回転半となり､7回のジャンプで成功したのはわずか3回だった｡

うつむいたままリンクを去った浅田は､
｢自分の良い演技が､いつできるのかな｣(ニッカンスポーツより)
と目に涙を浮かべコメント｡
不振の原因となっているジャンプに話が及ぶと､
｢なるべくジャンプのことは考えないように意識していた｡考えすぎないようにと｡でも､今のジャンプをしっかり考えて跳ばないといけないし･･･｣(同)
と混乱する胸の内を語った｡

長引く不調を伊東フィギュア委員長は､
｢彼女は練習の裏付けが必要なタイプ｡時間がかかる｣(同)
とかばったが､今季の最大目標である世界選手権(来年3月)の代表選考会･全日本選手権は12月末と残された時間は少ない｡
涙の敗戦から一夜明けた28日､取材に応じた浅田は､
｢次(全日本選手権)が本当のラストチャンス｣(サンケイスポーツより)
と悲壮な決意を口にした｡

安藤美姫､鈴木明子､村上佳菜子の3人がGPファイナルに進出する中､出口の見えないトンネルでもがく浅田｡
全日本選手権で結果を残せなければ､今シーズンは年内で終わってしまう可能性もある｡

(2010年11月29日)

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