斉藤佑樹､最高評価で仮契約も王貞治氏は｢10勝8敗くらい･･･｣と厳しい評価!?

日本ハムからドラフト1位指名された斎藤佑樹投手(早大)が6日､都内で入団交渉を行い､契約金1億円､年俸1500万円プラス出来高5000万円の最高条件で仮契約を結んだ｡

交渉を終え会見場に姿を現した斎藤は､
｢契約書を見ること自体が今までなかったので､社会人になったのだと思いました｡(金額の)数え方が分からなかったので1､10､100､1000･･･｡ビックリしました｣(スポニチアネックスより)
と初々しくコメント｡
集まった約150人もの報道陣から無数のフラッシュを浴びた｡

交渉の席で日本ハム･山田GMは､
｢2010年はBクラス(4位)だったので､来年Aクラスに入るために君の力が必要｣(サンケイスポーツより)
と斎藤をV奪回のキーマンに指名｡
改めてエースナンバー｢18｣を提示した｡
それに対し斎藤は､
｢他球団でもエースナンバー｣(デイリースポーツより)
と18番の重みを語りながらも､
｢つけさせて頂く以上はしっかりした成績を残したい｣(同)
と頼もしく宣言｡
高校､大学とエースの座を守り続けてきた男は､プロの世界でもその重圧を背負っていく覚悟のようだ｡

またこの日､正式契約後に行われる本拠地･札幌ドームで単独入団会見が9日になることが決定｡
さらに､その様子が『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)で全国中継されることも決まり､注目度は増す一方だ｡

そんな中､早稲田実業の先輩でもあるソフトバンク･王貞治球団会長が札幌市内のホテルで会見を開き､
｢こちらで後輩の斎藤佑樹がお世話になります｡よろしくお願いします｣(スポーツ報知より)
とあいさつ｡
プロへの第一歩を踏み出した後輩を､
｢早大では常に先頭で戦ってきた男｣(同)
と評し､
｢プロでは10勝8敗くらいかもしれないが､華のある選手｣(同)
と辛口なエールを送った｡

プロの厳しさを知り尽くした大先輩から厳しい評価を受けた斎藤｡
エースナンバーに恥じない活躍が見せられるだろうか｡

(2010年12月7日)

その他のBASEBALLニュース