GPファイナルを前に高橋大輔と小塚崇彦が空中衝突!! 会場からは悲鳴も･･･!!

0日に北京で開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル｡
GPシリーズの成績上位者で争われる最高峰の舞台に､日本勢は男女各3人が出場する｡

女子の注目は初出場の16歳､村上佳菜子(中京大中京高)｡
今季からGPシリーズに参戦したジュニア世界女王は10月のNHK杯でいきなり3位に食い込み､11月のスケートアメリカではGP初優勝を飾った｡
この日行われた公式練習では､得点源となる2連続3回転ジャンプを入念にチェック｡
練習中には笑顔も見られ､
｢緊張はしていない｡ファイナルで前に進める課題が見えるように､一番いい演技をしたい｣(サンケイスポーツより)
と初の大舞台にもリラックスした様子だ｡

一方､男子の注目は今シーズン成長著しい小塚崇彦(トヨタ自動車)｡
これまで高橋大輔､織田信成(共に関大大学院)の影に隠れることの多かった小塚だが､今シーズンは中国杯､エリック杯とGPシリーズを連続優勝｡
磨きあげた表現力とたくましさを増した精神力で見事､ポイントランキング1位でのファイナル進出を決めた｡

日本男子初のファイナル制覇へ向け､
｢状態は上がってきている｣スポニチアネックスより)
と手応えを口にしていた小塚だが､公式練習でアクシデントが発生｡
なんと､フリーの曲に合わせ後方へステップしていた高橋とジャンプを跳んだ際に衝突｡
リンクサイドにいた女性関係者の､
｢キャー!｣
という悲鳴と共に2人はリンクに倒れ込んだ｡

先に立ち上がった小塚は､
｢大丈夫ですか?｣(ニッカンスポーツより)
と声を掛けたが､高橋は苦悶の表情｡
しかし､高橋は不安そうに見つめる小塚に苦笑いを浮かべながら､
｢大丈夫｡気にしないで｣(同)
と立ち上がり､練習に戻っていった｡

幸い両者とも大事には至らなかったようだが､
｢回っている間だったので何が起きたか分からなかった｡高橋選手の曲がかかっている最中だったので､僕が気をつけないといけなかった｣(同)
と小塚は猛反省｡
その後の練習でもジャンプのミスが目立ち､動揺している様子をみせた｡

本番を翌日に控えてのアクシデント｡
小塚は成長した精神力でこのピンチを乗り越えることはできるだろうか｡

(2010年12月10日)

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