日本ハム･斎藤佑樹､応援ツアーに申込み殺到もムードメーカーになるのは｢絶対無理｣!?

日本ハムが来年2月1日から沖縄･名護で開催する春季キャンプが早くも話題になっている｡
同球団とオフィシャルスポンサー契約をしている全日空(ANA)グループが企画する北海道内からの｢沖縄キャンプツアー｣への申し込みが殺到｡
先日､入団会見をおこなった斎藤佑樹投手の効果は絶大のようだ｡

同社の営業担当者は､
｢7年前からこのツアーを始めているが､こんなに申し込みが多かったことはない｣(スポニチアネックスより)
と予想以上の"佑ちゃん効果"に驚きを隠せない様子｡
日本ハムでは2004年に新庄剛志がメジャーから日本球界に復帰した際､1ヶ月間の名護キャンプに計5万人が訪れたが､今回はそのときをはるかに越えるペースだという｡

"経済効果52億円"ともいわれる人気の片鱗を早くも見せ付けた斎藤だが､球界関係者からは厳しい声が挙がっている｡

15日に行われたイベントで『2010年野球界総まくり』というテーマを熱く語った野球評論家の田淵幸一､中畑清､牛島和彦の3氏｡
当然､オフの話題を独り占めしている斎藤に話が及んだ｡

現役時代､3度のセーブ王に輝いた牛島氏は､
｢今のままでは不安｡下半身に粘りがなく､手先でかわしている｣(同)
と斎藤の弱点を指摘｡
来季から楽天のヘッドコーチに就任し､斎藤と対戦することになる田淵氏に至っては､
｢"何かもってます"と言うが､野球の神様はそんなに甘くない｣(同)
と言い放った｡

また､日本ハムから横浜に移籍する森本稀哲外野手は､斎藤がチームのムードメーカー役に指名されていることを受け､
｢絶対に無理｡(斎藤と)会ったことないがそんなにおいはしない｣(同)
とバッサリ｡
数々のパフォーマンスでファンをファンを喜ばせてきた森本の目には､優等生すぎる斎藤は物足りなく映っているのかもしれない｡

期待の裏返しなのか､球界関係者からの評価は高いとはいえない斎藤｡
周囲の雑音は､自らの実力で黙らせるしかない｡

(2010年12月16日)

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