日本ハム･斎藤佑樹が実戦デビュー!! ｢プロでやれる｣と新スタイルに自信!!

日本ハムの斎藤佑樹投手が13日､韓国･サムスンとの練習試合に2番手として登板｡
1イニングを無安打1奪三振と完璧な投球を披露した｡

斎藤の実戦初登板を見ようと､名護市営球場には収容人数を上回る5200人ものファンが殺到｡
四回に斎藤が登板すると､大歓声と指笛が鳴り響いた｡

そんな盛り上がりの中でも､斎藤は平常心｡
｢直球だけでいけるところまでいきたかった｣(スポニチアネックスより)
という言葉通り､先頭の朴漢伊に対して直球で空振り三振を奪うと､続く元メジャーリーガー･ガーコに対しても直球で真っ向勝負｡
フルカウントとなったものの､最後は外角低めにしっかりと制球された138キロの直球で遊ゴロに打ち取ってみせた｡

2007年にメジャーでシーズン21本塁打をマークした実績のあるガーコは､
｢新人がデビュー戦でこんなに落ち着いて投球できるなんて驚き｣(同)
と新人離れした斎藤のマウンドさばきに脱帽｡
｢低めに徹底して集めてきた(中略)きっとプロとして成功する｣(同)
と太鼓判を押した｡

斎藤はこの日､全14球中13球がツーシームを含めすべて直球系で､最速は139キロ｡
早大時代は球速へのこだわりが強かったが､この日は球速よりもキレと制球力を重視する､"プロ仕様"の新スタイルを披露した｡

初めての実戦登板を"60点"と控え目に自己採点した斎藤｡
しかし､その一方で､
｢低めに制球できて､打者がバットの芯でとらえられなかった｡その球がコンスタントに出れば､"もしかしたら(プロで)やれるかな"と思った｣(同)
と話すなど､確かな手応えを感じている様子だ｡

次回登板は20日の練習試合･ヤクルト戦｡中継ぎで2回を投げる予定だという｡
開幕1軍へ向け､新スタイルに更なる磨きをかける｡

(2011年2月14日)

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