日本ハム･中田翔､12試合連続安打で初の打率3割! 5月は驚異の6冠王!

【日本ハム 9-1 オリックス函館】
日本ハムの中田翔選手が15日､2安打2打点とチームの勝利に貢献｡
自身の連続試合安打を12に伸ばし､打率を.302に上昇させた｡

ここ3試合､打率.375と当たっている中田｡
この日も6回1死の場面で､オリックス先発･西のチェンジアップを右前へ流し打ち｡
ここまで2打席連続三振に打ち取られていたが､
｢それまで内角中心で攻められたから､そろそろ外角かなと待ってました｣(スポニチアネックスより)
と狙い通りの打撃で､貴重な追加点のきっかけをつくった｡

さらに､7回2死満塁の場面では初球のフォークを豪快にフルスイング｡
打球はライナーで左翼線を破り､ダメ押しとなる2点二塁打となった｡

この2安打で､中田の打率はリーグ7位の.302に上昇｡
規定打席に達した状況での3割越えは自身初で､打点もリーグ2位の23と勝負強さを見せている｡
特に5月は打撃主要3部門(打率､本塁打､打点)に加え､得点､長打率､得点圏打率すべてがリーグトップ｡
驚異の"6冠王"として､打線を牽引している｡

中田は試合後､
｢個人的な成績は興味ないけど､打点はチームの勝利に貢献できるもの｡うれしいです｡これからもチャンスで打てる頼りにされる選手になりたい｣(同)
とコメント｡

技術だけでなく人間的な成長も見せる中田に､梨田監督も､
｢2三振して普通ならあれで終わるところだけど｡あいつも少しは成長したかな｣(同)
と目を細めた｡

『平成の怪物』と呼ばれ､鳴り物入りでプロ入りした中田｡
プロ4年目を迎え､チームに欠かせない存在となりつつある｡

(2011年5月16日)

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