日本ハム､中田翔の激走で4連勝! 首位･ソフトバンクに再びゲーム差2と接近!

【日本ハム 3-2 オリックス札幌ドーム】
日本ハムは21日､オリックスに3-2で競り勝ち､引き分けを挟んで4連勝｡
4番･中田翔の好走塁で決勝点で奪い､楽天に敗れた首位･ソフトバンクとのゲーム差を｢2｣に縮めた｡

同点に追いつかれた直後の三回､二塁打で出塁した中田は､オリックス先発･フィガロの低めの変化球を捕手･鈴木がはじいた瞬間にスタート｡
｢(三塁コーチの)真喜志さんが右腕を回したので､これはホームを取る｡その一心で突っ込みました｣(スポニチアネックスより)
と迷うことなく三塁ベースも蹴り､一気に本塁を陥れた｡

初回には2死二塁から左前に先制打を放ち､リーグ単独トップの69打点目｡
バットと走塁で地元のファンを大いに沸かせた｡

試合後､清水外野守備走塁コーチは､
｢よく走ってくれた｡打つ方だけじゃなく､集中しているからあそこでいける｡勝利打点に等しいね｣(同)
と絶賛｡
梨田監督も､
｢あれで勢いがファイターズにあるなという感じになった｣(中日スポーツより)
と目を細めた｡

打撃面ばかりが注目される中田だが､課題とされ続けてきた守備力も向上している｡
ここまで9補殺はリーグトップタイの数字｡
20日の試合でも左翼線への当たりで二塁を狙ったバルディリスを刺し､チームのピンチを救った｡

中田の走攻守にわたる活躍で､チームは引き分けを挟んで4連勝｡
貯金を今季最多の26とし､首位･ソフトバンクに2ゲーム差と再び接近した｡

"不動の4番"に近づきつつある中田｡
優勝争いが激しくなる中で､その存在感はさらに増していきそうだ｡

(2011年8月22日)

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