ラミレスが巨人を退団へ! 早くも楽天､阪神など複数球団が調査開始!

巨人のアレックス･ラミレス外野手が2年契約の切れる今季限りで退団することが1日､分かった｡
今後はあと150本に迫っている2000安打達成に向け､他球団への移籍を目指す｡

ラミレスは2008年にヤクルトから巨人へ移籍し､同年から2年連続でMVPを受賞するなどリーグ連覇に大きく貢献｡
昨季も全試合で4番を務め､本塁打､打点の2冠を獲得した｡

しかし今季は統一球導入による打撃不振に故障も加わり､4番としての連続先発出場記録が469試合でストップ｡
シーズン終盤に調子を取り戻したが､打率.279､23本塁打､73打点と前年から大きく成績を落とした｡

ラミレスは先月31日のクライマックスシリーズ第3戦終了後､来季の去就について､
｢今の時点で考えていない｡少し間を置いてリフレッシュしてから考えたい｣(スポニチアネックスより)
と話すにとどまった｡
ただ､球団幹部は退団について､
｢そういう方向になると思う｣(中日スポーツより)
とコメント｡
すでに他球団でのプレーを前提とした退団に関して､球団側と合意しているとみられる｡

正式発表を前に､他球団は早くもラミレスの調査を開始｡
まず手を挙げたのが､今季パ･リーグ5位に沈んだ楽天｡
球団幹部は､
｢守備面については､だいぶ衰えもみえてきたが､打撃は健在｡
勝負強さも魅力だし､指名打者ならば､まだまだできるところをシーズン終盤では見せてくれた｣(サンケイスポーツより)
と衰えぬ打棒を高く評価｡
今季限りでの退団が決まった山崎に代わる4番として､大きな期待を寄せている｡

指名打者として起用できるパ･リーグでは､楽天のほかにロッテやオリックス､さらにはリーグ王者･ソフトバンクも獲得に動く模様｡
この日､ラミレス退団の一報を受けたソフトバンク･王貞治球団会長は､
｢今､進めている(他の外国人の)話もある｣(スポニチアネックスより)
としながらも､
｢(会議の)テーブルに乗せないことはないがね｣(同)
と含みを持たせた｡

セ･リーグでは和田豊新監督の就任が決まった阪神が､獲得に向けた調査を開始｡
球団売却が確実視される横浜も､新球団の目玉として獲得に動くと見られる｡

実力はもちろん､明るいキャラクターでファン層拡大も期待できるラミレス｡
複数球団によるし烈な争奪戦は､今オフの話題の中心となりそうだ｡

(2011年11月2日)

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