福留孝介がホワイトソックスと合意! 年俸10億円減もメジャーにこだわり

米大リーグ･インディアンスからFAとなっていた福留孝介外野手が､ホワイトソックスと1年契約で合意したことが14日､分かった｡
年俸は100万ドル(約7700万円)プラス出来高50万ドル(約3850万円)で､来年の契約については球団に選択権がある｡

昨年10月30日にFAとなって以来､
｢野球選手は試合に出て評価される｡試合に出ることが最優先｣(スポーツ報知より)
と出場機会を判断基準に掲げ､移籍先を探してきた福留｡
今オフはFA市場の動きが遅く､交渉は難航していたが､キャンプイン目前にようやく決着した｡

シカゴを本拠地とするホワイトソックスは昨季､79勝83敗でア･リーグ中地区3位｡
福留が定位置を争う外野陣は､昨季24本塁打を放ったクエンティンがパドレスに移籍｡
中堅にオールスター2度出場のリオスこそいるが､両翼はレギュラーが固まっていない状況だ｡

去就こそ長期化したものの､ホワイトソックスは福留の守備力と出塁率の高さを評価｡
1番打者が決まっていないことから､高い出塁率を武器にカブスやインディアンスで1番を打った実績のある福留にかかる期待は大きい｡

福留は昨季途中にカブスからインディアンスへ移籍したが､自宅はシカゴにある｡
インディアンスでは単身生活だったが､シカゴで家族とともにシーズンを迎えられることは大きな励みとなることだろう｡

年俸は昨季の1450万ドル(約11億3千万円)から10分の1以下になったものの､メジャーでのプレーにこだわった福留｡
新たな環境でもう一花咲かせることはできるだろうか｡

(2012年2月15日)

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