藤田まこと､ドクターストップで｢JIN-仁-｣を降板｡代役は中村敦夫に!!

俳優･藤田まこと(76)が｢慢性閉塞性肺疾患｣のためTBS系の連続ドラマ｢JIN-仁-｣(日曜､後9時)を降板することが15日､TBSから発表された｡

収録の参加前に健康診断を受けたところ疾患が認められ､ドクターストップがかかったという｡

藤田は同局を通じ｢断腸の思いであります｣とコメント｡

藤田は2008年4月に食道がんを公表｡治療のため6月の東京･明治座公演を降板し､同10月からテレビ朝日系｢必殺仕事人2009｣の中村主水役で現場復帰した｡

実はその収録も京都のリハビリセンターから撮影所に通う形で行っていたという｡

今回のドラマ収録は東京で行われているため､つぶさに様子を見守ることができない危険性を主治医が指摘｡

梗塞(こうそく)の前兆である脱水､貧血の症状もあったため､藤田も入院して治療に専念する道を選んだ｡

同ドラマで藤田は幕末に実在した町火消･新門辰五郎役で､大沢たかお(41)演じる主人公を助ける重要な役どころ｡

9月上旬に撮影した番組ポスターにも写っており､いよいよ12月6日放送分(9話)から登場する予定だった｡

降板に当たって藤田は｢作品の魅力に加え､スタッフ･出演者との出会いを楽しみに撮影の日を心待ちにしていた｣と悔しさをにじませながら､｢しばし治療に専念し一日も早い復帰に努めて参る所存です｣と気丈なコメントを寄せた｡

代役には中村敦夫(69)が決定｡

中村は｢よく知られている歴史上の人物なので､皆さんのイメージに添えるように演じたい｣と抱負を語り､藤田は｢中村さんにはすまないことをした｡元気になったら､お礼を言いたい｣とエールを送った｡(松野)