嵐･大野智主演､｢怪物くん｣正式決定!! 連載開始45年目にして初の実写化!!

(02/11)

嵐の大野智(29)が4月スタートの日本テレビ系｢怪物くん｣(土曜後9時)に主演することが10日､分かった｡

原作は65年から｢少年画報｣(少年画報社)で4年あまりにわたり連載された藤子不二雄(A)さんの少年漫画｡

68年4月からはTBS系で毎週日曜日に､モノクロアニメが1年間放送された｡

98年に亡くなった映画評論家の淀川長治さん(享年89)が番組中に､登場する怪物のキャラクターを解説､エンディングにも登場｡｢いや～､怖かったですねえ､恐ろしかったですねえ｡それでは､さよなら､さよなら､さよなら｣の名ぜりふで､小学生を中心に大人気を呼んだ｡

69年にはアニメ映画として公開｡その後､80年からテレビ朝日系でカラーアニメが2年間放送されている｡

81年にもアニメ映画が公開された人気作だが､連載開始から45年の時を経て初めて実写ドラマ化されることになった｡

大野が演じる主人公の怪物くん(本名･怪物太郎)は､父の怪物大王に命じられ､修業のために怪物ランドから人間界にやってきたプリンス｡

お供のドラキュラ､フランケン､オオカミ男からは｢坊ちゃん｣と慕われ､怪物屋敷に4人で暮らす｡弱虫の小学生･市川ヒロシとその姉の歌子と心を通わせ､人間界に忍び寄る悪魔族に立ち向かっていく姿をコミカルに描く｡

日テレ制作側は｢閉塞的な世の中だから愉快痛快なエンターテインメントが必要｡それには『怪物くん』がピッタリだった｣とドラマ化の意図を説明する｡

ストーリーは原作に添いつつ､舞台を現代日本に置き換えるなど現代風にアレンジ｡

怪物くんは手足を伸ばしたり変身したりと特殊な能力を持っているが､ドラマではCGや特殊メークを駆使｡笑いあり､感動ありの｢『怪物たちの"ヒューマン"ファンタジー』を目指す｣という｡

主役の大野は｢『怪物くん』をまさか僕がやるとは､正直びっくりしています｣と驚きを隠せないものの｢約3カ月､大野智､怪物になります｡皆さまを怪物ランドの世界へお招きしま～す!｣と早くもやる気満々｡

ドラキュラ､フランケン､オオカミ男やヒロシ､歌子役ら主要キャラを演じるキャストは後日発表される見込みだ｡(松野)