｢DASH村｣農業の達人･三瓶明雄の人生の軌跡! 妻との秘話･TOKIOへの評価･裏話も暴露!

日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』で2000年6月にスタートし現在も継続中の長寿コーナー｢DASH村｣｡
そのDASH村で"農家の達人"と呼ばれる一人の男性が日夜汗を流し続けている｡
三瓶明雄さん､昭和4年生まれ御年81歳の元気で頼りになる兄貴分的存在だ｡

企画開始当初､まだDASH村が農作地でなく荒地だった頃､JA(農業協同組合)から紹介された男性で､農業歴は60年を超える｡
農家を始めたのは弱冠14歳｡戦後まもなく福島県双葉郡浪江町付近に入植｡
何も無い土地を農業を使用する土地に開拓した人物として知られている｡

穀物や野菜など､とにかく"何でも出来る"農業家としてTOKIOからも絶対の信頼を寄せられており､荒地を畑に変えようとした時､根掘り葉掘り丁寧にノウハウを教え込んだ｡
経験に裏打ちされた豊富な知識は多くの視聴者の支持を集めた｡

視聴者からの期待に応えるかのように､2004年には初の著書『DASH村からワシが伝えたかったこと三瓶明雄の知恵』を発売｡
長年培った知識･技術を凝縮した一冊に仕上がっており､"田舎暮らしの入門書"としてこちらも読者から高く評価されている｡

過去開かれた講演会では､TOKIOとの出会いをこう振り返っていた｡
TOKIOがやってくる農地へ行くよう言われた時､"TOKIO"が誰かすら知らなかった彼は､グループではなく一人の人物だと思っていた｡
いざ現場へ到着すると､そこには若い男性が複数人待ち構えていた為､まず驚かされたそう｡

三瓶明雄さんは農業未経験だったTOKIOを"箸より固いものは持ったことがない子"だと例える｡
見ず知らずの若い男性相手とはいえ仕事には人一倍厳しく､荒地の草刈をする時には草刈機のエンジンのかけ方という初歩的な事から一つ一つ教えていった｡

指導を受けたTOKIOのメンバーも素直に言うことを聞き､作業に取り組む姿勢を見て三瓶明雄さんと彼らの間に信頼関係が生まれるにはそう時間はかからなかった｡
DASH村開拓をスタートした初期の頃には､周りの農家から批判的な言葉を浴びせられることもあったそう｡
しかし｢いつか見返してやろうという想い｣で一心に打ち込んだ｡

彼が視聴者から支持されるもう一つの理由は､自分の苦労を決して口には出さないことだ｡
最も良く知られるエピソードは､"おっかぁ"と呼んでいた妻が実は2002年～2003年頃(※正式な月日は明かしていない)亡くなっていたにも関わらず､誰にも当該事実を伝えず､TOKIOと一緒に農業を行っていたこと｡

また､知恵が豊富だと高く評価され本を出版するまでに至った事についても､
｢自分の言葉に､多くの人が興味を持ってくれることはうれしいことだ｡だけど､別に特別なことをしているわけではないんだ｡自分が知っている田舎の知恵は､田舎で暮らしている人なら､誰でも知っていることなんだ｡｣
と同書の中で述べている｡

口癖の"まだまだ"は､自らを戒める意味が込められているそうで､
｢何でも『これで終わり』と決めつけてしまうと､そこから向上していかない｣
と生涯現役､いや生涯プロフェッショナルとして､一農家として貪欲に挑戦を続けている姿は言葉で言い表せないほどカッコいい｡

別の講演会では､DASH村の裏話についても触れ､三瓶明雄さんいわく村内いずれかの建物に億単位の費用が掛かっている物があるという｡
それ以上の明言は避けており､未だに正解は謎のままだが､田舎の土地で億単位の建物といえば結構な豪邸が建つ額｡
どの建物に高額の費用が投じられているかは､視聴者自身の目で確かめてみて欲しい｡

都会から遥か遠く隔離された場所で､日本古来から伝わる伝統的な農業に取り組み続けるTOKIOの面々｡
おそらく三瓶明雄さんが居続ける限りDASH村は衰退することなく､且つDASH村に欠かせない存在として日本中から最も愛される農業家であり続けるだろう｡

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