24時間テレビでのギャラ支払い総額は3億円!? 世界各国から批難の嵐も日テレはシカト!!

2009年で32回目を迎える､夏の風物詩となった『24時間テレビ』｡

毎年｢チャリティー募金｣を募っており､これまでの募金総額は272億円にも及ぶ｡

しかし､その一方で問題視されているのが､｢チャリティ番組なのに出演者にギャラが出るのはどうなの!?｣という点だ｡

日本テレビは上記の点については｢基本的にボランティアでお願いしております｡しかし､拘束時間の長い方など､場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払をしております｣と2000年11月に開かれた放送倫理･番組向上機構で述べている｡

だが､実際には全ての出演者にギャラが発生しているのは公然の事実となっており､その額は全ての出演者を合わせると2億～3億だとも言われている｡

91年の司会に起用された帰国子女の西田ひかるが｢まさか出演料が出るとは思わなかった｣と驚愕したというエピソードは､チャリティー番組でギャラが発生する事がいかに異例であるかを物語るものとして語り継がれるほど｡

実際､海外のチャリティーイベントで出演料が発生することは殆どない｡
アメリカで40年以上続いている超老舗チャリティー番組『レイバーデイ・テレソン』は､司会にコメディアンの大御所･ジェリー・ルイスを起用しているが､ギャラは1ドルも支払われない｡

セリーヌ・ディオンなどの大物ゲストも､勿論ノーギャラで歌っている｡

フランスでも､『レイバーデイ・テレソン』を真似た番組『テレソン』を1987年から20年以上放送しているが､出演する芸能人は全員ノーギャラが当たり前だそう｡

一方で､当たり前のようにギャラが発生する日本の『24時間テレビ』｡
この事に関して､日本在住の外国人記者たちが意見を述べている｡

｢アメリカでもしジェリー・ルイスがギャラをもらっていたらそれはもうスキャンダルだね(笑)｡かつてインド洋津波被災者のための『ツナミ・エイド』が放送されたときも､マドンナやハリウッドセレブ達が全員ノーギャラで参加をしていたし｣(アメリカ人記者)

｢絶対におかしい!　フランスの『テレソン』もタレントがたくさん出るけど全員が無償参加｡番組で発生するお金は極力チャリティに使われるべきだよ｣(フランス人記者)

｢みんな無償で出演しているとばかり思っていたからショックだよ｡でも本当に?　交通費とかじゃなくて?｣｢チャリティとはリーダーが手本を示すべきで､本来大金を稼げるはずの多忙な著名人があえて時間を割いて出演するから､一般視聴者にも意識が芽生える｡むしろ日本人がなぜ怒らないか不思議｣(カナダ人記者)

これについて､最大の要因はCMの存在だと海外のテレビ事情に詳しいある関係者は分析する｡

｢アメリカの『テレソン』もスポンサーはつくものの､スポンサー料は全て寄付に廻されてCMは一本も流れない｡しかし､日本の場合は日テレが広告収入を得ていることを関係者全員が知っているため､収益があるのにギャラが出なければタレントが不満を抱くのは当然という理屈だ｡CMをなくして全員が無償という申し合わせを徹底さえすれば､タダでも出るという芸能人はいるはずだ｣

しかし､CMを流さなければスポンサーはつきにくくなり､制作費が確保できなければ番組規模は維持できない｡どの程度の著名人が無償で出演してくれるかも疑問｡

問題の大本である日本テレビはこの点について｢貴社から書面でご質問を受けましたが､弊社では番組の契約や編成に関するご質問については一切お答えしておりません｣と回答するのみ｡

かつてビートたけしはオールナイトニッポンで24時間テレビについて｢ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに､これ以上貧乏人から金巻きあげんな｡チャリティっていうくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ!｣と言い放ち､大絶賛を集めたという過去もある｡

このままギャラ問題を曖昧にしていては､肝心の視聴率も悪化しスポンサーがつかなくなり余計に経費削減を余儀なくされ金銭問題の不透明さに繋がるだけだとも考えられる為､日本テレビには明白な回答をしてもらいたいものだ｡

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