ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～第3話あらすじ完全版

ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～

[第3話]

07/27放送

シーズン開幕に向けてＪＣアークスのメンバーはトレーニングをスタート。直輝（山下智久）はオーバースピード気味なほど練習に打ち込んでいた。
これを直輝の“焦り”だと感じたヘッドコーチ・智哉（伊藤英明）は「焦るな」とアドバイスを送った。

一方、このところの不況で、アークスは経費節減に必死だった。マネージャー・春日部（金田哲）は節約に余念がない。
「しょぼいチームに来ちゃったなぁ」と漏らす廉（金子ノブアキ）の言葉に、チームメートは沈み込むもののャプテンの透（永井大）の「今こそ優勝を目指して頑張ろう！」という言葉でやる気を取り戻した。

練習を終えた秀治（溝端淳平）は麻衣（貫地谷しほり）にアルバイト先へ呼び出されていた。麻衣は修治に、透の情報を教えてくれたらランチをおごることを約束する。人の良い秀治は快く引き受けた。麻衣のターゲットはズバリ、透だった。

秀治には悩み事があった。実は、近々、今住んでいるアパートを追い出されるというのだ。

菜月（相武紗季）は廉が気になって仕方がない。菜月自身気付いていないようだったが、廉に惹かれるものを感じているようだった。

その夜、直輝は菜月の部屋にいた。自分の感情に不安を感じた菜月は直輝に「結婚しよう！」と切り出すが、直輝は“一流選手になって、菜月を食べさせていけるようになってからの結婚”を考えていたので、菜月の申し出を断った。

ある日、練習を終えて帰宅した直輝は、母・真希子（真矢みき）に、「姉の部屋を秀治に貸してもいいか」と相談する。直輝の姉は結婚したので、部屋が1つ空いているのだ。
秀治はアパートを追い出されてしまうが、未だ引っ越し先が決まっていないというのだ。
真希子は直輝の妹・優里（大政絢）がいるので男に部屋を貸すことに躊躇するが、「秀治君なら…」と快諾する。

夜、菜月と一緒に直輝の家で食事の約束をしていた直輝は、自宅近くのスーパーで買い物をしていたが、突然、菜月の残業が入りお流れに…。食材を戻そうとしていたとき、同じく買い物に来ていた莉子（北川景子）とバッタリ出会った。
今日はルームシェアをしている麻衣がコンサート目前の合宿で不在なので、莉子は部屋の大掃除をするそうだ。

帰り道、いつもの公園で一緒に直輝と莉子はビールを飲んだ。直輝の恋人の話におよび、莉子は直輝に恋人がいることを知る。その想いは、ちょっと複雑なようだった。それでも楽しくビールを飲んでいると、突然、公園に不法投棄を行なう連中が…。
頭にきた莉子は、一人不法投棄をする男たちに食ってかかり、軽トラックで走り去ろうとする男たちを全力疾走で追いかけ始めた。
慌てた直輝は莉子のあとを追いかけながら警察に連絡。
男たちは警察に逮捕された。

警察署から帰ろうとした2人だったが、突然、莉子は「気持ち悪い」と訴える。空きっ腹でビールを飲んで全力疾走したため、悪酔いしたのだ！
買い物袋を持った莉子を背負って、莉子の部屋に送り届ける直輝。
「汚な！」莉子の部屋はいつものように衣類やら何やらが散乱している。
部屋に着くなりトイレで吐き、ソファーにゴロンと横になったままダウンする莉子。
直輝は黙って部屋を整理すると、公園で莉子が「食べたい」と言っていたオムレツを作って、部屋を出て行く。

朝、自宅に帰った麻衣はビックリ！　部屋がきれいに片付いているうえ、さらにオムレツが置いてあったからだ。昨夜の出来事を思い出した莉子は「恥ずかしい…」と頭を抱えた。

翌日は、直輝の家に秀治が来ていた。直輝の姉の部屋を借りるためだ。
ところが…嫁に行ったはずの姉が、突然、家に戻ってくる。何でも夫が浮気をしたというのだ。
結局、秀治は部屋を借りることができなくなってしまった。

麻衣のジョイントコンサートの日。
莉子が会場の客席に座っていると、智哉が、透、直輝、秀治たちを連れてやってきた。
コンサートが終わると、智哉と透は麻衣に花束を渡す。
麻衣は大感激だ！

その後、一同が智哉の馴染みの店で打ち上げパーティをする。
莉子がトイレに立つと向こうから直輝が…。莉子は直輝に先日の失態を詫びた。
そこへ智哉がやってきた。莉子は直輝に「内緒にして」と頼んでその場を離れると、直輝は莉子と近所のスーパーでたまたま会った事までを、智哉に話した。
智哉は席に戻ると「莉子が恋人だ」と発表する。それを聞いた智哉は「そうなんだ…」と莉子に声をかける。莉子は少し複雑な表情をした。

智哉たちが飲んでいると、店に廉とアークスの女子社員でチアガールの面々がやってきた。
菜月もいる。どうやら廉の歓迎パーティらしい…。
菜月がトイレに席を立つと向こうから廉が…。廉は菜月を挑発した。

席に戻った菜月は「朝から気分が悪かったので、帰ります」と言う。
そこで直輝が家まで送って行くことに…。2人は、その場を途中退席した。
秀治たちは直輝と菜月のカップルを羨ましがる。
「あの人が彼女なんだ…」莉子は少しガッカリしたようだった。

菜月の家についた直輝は、朝から気分が悪いと言っていた菜月にお粥を作っていた。
そんな直輝に菜月は「お粥より一緒に寝てほしい」と言い出した。
しかし、菜月の体調を気遣い直輝がなだめると、「違う…私が求めている関係はこんなじゃない！」と言い出した。
もっとドキドキさせてほしい！
もっと夢中にさせてほしい！
直輝のチンケな夢につき合わされている私の気持ちもわかってほしい!!
胸の内に秘めていた想いを菜月は吐き出す。
すると直輝は「もう、いい」と言い、黙って部屋を出て行ってしまった。

菜月の家を出て夜道を歩いている直輝に、智哉から電話が入る。

「直輝、海へ行こう！」

次の休日、ＪＣアークスの面々とチアリーダーの面々は海岸へ！
麻衣と莉子も来ていた。「腹筋天国♪」と麻衣は大喜び。莉子もビーチパラソルの下で夏の海の雰囲気を楽しむ。

砂浜で「住むところがみつからない…」とボヤく秀治に、麻衣はルームシェアを提案する。
用心棒代わりにもなるし“智哉”や“透”の情報も得られると、麻衣は莉子を説得する。こうして男女3人のルームシェアが決定した。

莉子が一人でビーチパラソルの下にある席に座っていると、直輝がやってくる。
直輝は「智哉の彼女にメルアドを聞いたらマズイかな？」と聞くと、莉子は「それはいいんじゃない？」と答えた。
莉子の答えを聞いた直輝は「元々、友達だもんね」と言葉を返すと、莉子はちょっと複雑な様子で返事をする…。

莉子は直輝の携帯を見て驚いた。それはバスの中で莉子が拾った携帯だったからだ。
携帯を見た莉子は、思わず微笑むのだった。

この日、菜月は海岸には来ていなかった。
菜月は廉と一緒にベッドの中にいた…。

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