ハタチの恋人第2話あらすじ完全版

ハタチの恋人

[第2話]

10/21放送

内定を断られた沢田ユリ（長澤まさみ）は、真剣に就職先を探していた。どうしても、グラフィックデザイナーの仕事がしたかったからだ。東京で仕事が見つからなかったら、田舎に帰って母親の仕事を手伝う覚悟もしていた。

一方、「森山リュウ」というペンネームで作家活動をしている旧友の鈴木風太（市村正親）と再会し、風太のホテルの部屋に泊まった井上圭祐（明石家さんま）は、ルームメイドのアルバイトをしていたユリのことが忘れられない。それは圭祐の初恋の相手・沢田エリと瓜二つだったからだ。しかも、ユリの付けていたネームプレートを読み間違えて、名前まで沢田エリと勘違いをしてしまっていた。夢でもみていたのではと思う圭祐だったが、風太に「もう一度部屋に泊まらせてくれ」と頼みこむ。

次の週末の圭祐の東京出張の日。圭祐は再びユリと会えるかもしれないと楽しみにしていた。そして、今度はきちんと風太の許可をもらい、彼の部屋でひとり、くつろいでいた。すると、今日のルームメイドもユリがしたことを知り、妄想を膨らませる。もう、今日は寝よう――とそう思った時だった。ベッドに何か違和感があった。おそるおそる見てみると、なんとそこにはユリが眠っていた！　「わざとじゃないんです！」と慌てるユリに、圭祐は「折り入って頼みがある」とボタンつけを頼む。
ボタンつけをしてもらっている途中、圭祐は気になっていたユリの名前についてきく。すると、「沢田エリ」ではなく「沢田ユリ」だという答えがかえってきた。まさか同姓同名ではなかったか……と少し落ち込む圭祐。
帰り際、ユリは「一度２人だけでゆっくりお話しさせてもらえないでしょうか」と誘う。もちろんユリは、作家と知り合いになれば（実際、圭祐は作家ではないが）、自分の作品を見てもらい、就職先も世話してもらえると思っていた。突然のことに戸惑う圭祐は、かえってきた風太にそのことを話すと、風太は勝手にユリに向けて、返事のメールを打ってしまった。おれには妻子がいる！　と主張する圭祐だったが、それでも嬉しく、次の週末の出張の日程にあわせて、映画を観に行く約束をユリとするのだった。

一方、ユリは同級生の河村由紀夫（塚本高史）にさりげなく彼氏のフリをしてほしいとお願いした。しかし、河村はそのことに逆にカチンと来てしまう。本当はユリを励ますため、映画に誘おうと思っていたのだが……。

ついに迎えた約束のデートの日。圭祐は風太から服を借りてデートへ、ユリも勝負服を着て、デートに向かう。ユリはこの日のために、３日徹夜をし、自分の作品集まで用意していた。
待ち合わせの場所に３０分も前についた圭祐だったが、すでに待っていたユリの姿を見て一瞬でハートをぶち抜かれる。そしてさっそく映画館へと向かう２人。
映画が始まると、ユリがコテンと寄りかかってきた。ユリは寝てしまったのだった！　圭祐がユリに気づかれないよう、軽く咳払いをすると、ユリはねぼけた顔で「おもしろかったですね」と言った。
外に出ると、ユリは森山リュウの作品をベタぼめした。圭祐はその話を軽くいなしながら、食事に案内しようとする。しかし、東京のどこにどんな店があるかわからず、あちこち連れまわしてしまう始末。その時、ちょうど風太から電話が入り、おいしいラーメン屋さんを教えてもらい、ようやく落ち着いた。その間、河村は結局、ユリに頼まれたとおり、ずっと２人のあとをつけていた。

ベンチに腰を落ち着かせ、ようやくユリは本題を切り出した。就職のことと父親もいないということを聞いた圭祐は少々動揺し、どう声をかえたらよいか迷う。自分の母が、父と離婚したのか死別したのか未婚の母だったのかがわからなくてもかまわないというユリの話を聞き、「今まで頑張ってきたんやな。大変やったな」と圭祐はいい、「あまり力になれんかもしれないけど、何かあったら言うてきて」とつけたす。
すると、ユリは突然立ち上がり、実は先生の本も読んだことないし、有名だからって不純な気持ちでしたと謝り、去っていく。そこで初めて圭祐は、ユリが自分を森山リュウと勘違いしていることを知るのだった。

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