結婚しない第1話あらすじ完全版

結婚しない

[第1話]

10/11放送

旅行代理店で派遣社員として勤務田中千春（菅野美穂）。来週にはめでたくなく（!?）満35歳になる。同僚の鈴村真里子（福田彩乃）に「四捨五入で40歳」と茶化され顔をしかめる。千春は現在“彼氏いない歴５年”だった。

ある日、元カレ・圭介（中村俊介）が、婚約者・瞳と旅行代理店にやってきた。新婚旅行の相談だった。帰り際に圭介は「頑張れ」と声をかけるが、千春は「頑張ればいつかは出来るのかな？結婚」
と複雑な気持ちになる。仕事が終わると、千春は真里子や森田淳（入江甚儀）を誘い、やけ食いに走る…。

『ナチュラルガーデナー』という会社に勤める春子は結婚の必要性を感じていなかった。44歳になり、優秀な造園プランナーとして活躍していた春子は“仕事に生きる”ことに生きがいを感じていた。春子は上司の樋口亨（石橋凌）と長年不倫関係にあった。「仕事は自分を裏切らない」それが春子の考えだった。

工藤純平（玉木宏）は32歳にしてアルバイター。現在はフラワーショップ『メゾン・フローラル』でのバイトに勤しんでいた。純平は美大卒で画家を目指していたが上手くいかず、今は画家の道を諦めようか悩んでいるところだった。勿論、独身。結婚はしたくてもできない事情があるからだ。

千春が家に帰ると、妹・千夏（中村ゆり）と婚約者の橘陽一郎（青柳翔）が遊びに来ていた。両親と結婚について話が盛り上がっており、居づらくなった千春は家を出ると近所の公園に向かった。

公園には、缶ビールを飲んでいる女性がいた。彼女はガーデン・デザイナーの桐島春子（天海祐希）。ひょんなことで、千春と春子は池の噴水でずぶぬれになり…巡回中の警察官（徳井優）に職務質問・補導され、注意をうけるのだった。

その後、千春は春子の自宅へおじゃまする。“結婚”の話題になり千春が“結婚できない”ことを打ち明けると、春子は「別に結婚しなくても良いんじゃ」とサラッと返した。春子の言葉に千春は心が明るくなる。千春は春子に興味を抱くが、春子は関わりあいたくないと感じていた。

翌日、春子は上司・樋口に命じられて系列の花屋『メゾン・フローラル』へと向かう。しかし店長は不在で、バイトの工藤純平（玉木宏）や佐倉麻衣（三吉彩花）と話をする。真面目で誠実そうな純平に春子は好感を持ち関心を抱いた。純平が“子供に油絵を教えている”と聞いて“子供が好きなのに、結婚には興味ないのかな？”と考えたりもした。

一方、千春のいる旅行代理店に大学時代の友人・久保裕司（袴田吉彦）が現れる。社員旅行の幹事を任されてやってきたのだ。突然の再開に話が弾んだ2人は社員旅行の下見に行く約束をする。

大学時代、千春は裕司と「35歳になっても、お互いに独身だったら結婚しよう」と約束をしていた。裕司もその約束を覚えていたので、千春はほのかな期待を抱く…。

その日、千春は借りていた服を返しに春子のマンションを尋ねる。上機嫌の千春は春子に“大学時代の約束”の話をするが、春子に「寂しさから、昔の約束にすがるのはやめた方がいいと思う」と言われてしまう。

千春は「でも私やっぱり結婚したいんです。信じるのっていけないことですか？」と言い残し、裕司との待ち合わせの場所に向かった。

千春と裕司はレストランで食事をするが、そこで「やっぱり、昔の約束は昔の約束だよな」と言われてしまう。千春の裕司との夢はあえなく終わってしまった。

一方、春子もショックな事が起きる。なんと突然の人事異動で『メゾン・フローラル』への出向が言い渡されたのだ。次に大きなプロジェクトが決まっていたが、春子が結婚していない事がコンセプトに反するということで外されたのだった。裏切られるはずのない仕事から裏切られた春子のショックは大きなものだった。

“結婚できない”考えごとをしながら歩いていた千春は、路上で人とぶつかり倒れてしまう。そのとき、手を差し伸べてくれたは純平だった。

「みんな上手に歩いている…当たり前のことなのに」という千春に純平は共感してくれた。

――その夜
千春と春子が出会った公園で、再び2人はばったり会う。千春と春子はそれぞれの“本心”を吐き出し、共感し、池に入って噴水でずぶ濡れになり、お巡りさんに補導された…。

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