結婚しない
[第8話]
11/29放送

千春(菅野美穂)の勤める旅行代理店に、本社からきた高原(徳重聡)というエリート社員が赴任。千春は高原の下でサポート役に就く。

春子(天海祐希)は、不倫相手だった上司・樋口からの誘いを受ける。妻との離婚が成立した榎本は「もう一度やりなおそう」と春子にプロポーズするが、春子はNOという答えを出した。

純平(玉木宏)は再び絵を描くことを決め、瑞希(伊藤歩)に「一緒にパリへ行く」と伝えた。純平の返事に大喜びの瑞希は、一緒に画材道具を購入しにでかける。

高原と一緒に仕事するようになって、仕事に意欲的になった千春。彼女が考えた企画が採用され意気揚々。高原との関係も良好で仕事の後に食事にでかけるなど、充実した毎日を過ごしていた。

そんなある日、花屋に春子のもとに本社の部長がやってくる。「デザイン部に戻るつもりはないか」と本社への復帰を打診してきたのだ。しかし春子は即答できなかった。

千春の企画は採用されるものの、企画を実現させるために招集されてチームに契約社員の千春は含まれず、千春の代わりに社員に任された。

がっかり落ち込む千春は、いつもの公園で絵を描く純平を見つける。純平は長らくのブランクで、上手く絵を描く事ができないと悩んでいた。

ある日、花屋に谷川教授がやってくる。谷川教授は春子に、実家の庭の図面を見せ「庭をデザインしてほしい」と依頼する。「肩書きにこだわらない、そんな仕事があってもいい」という谷川教授は「会社としてでも個人としてでもどちらでも良いから仕事を引き受けてほしい」と言うのだった。

翌日も純平はいつもの公園で絵を描いていたが、やってきた千春に「上手くかけない」「これではパリへいけない」と愚痴をこぼす。そんな純平に千春は自分も企画から外されたことを告白。しかし「結婚も諦めないし、仕事も頑張ります!!」と一歩を踏み出す決意を宣言するのだった。千春の言葉に一筋の光を純平は見出す。

その夜、千春はネットで花言葉を調べ、翌日、春子を通じて野ばらの実の花を純平にプレゼントする。一緒に入っていたカードを見て、純平は笑みを浮かべた。
春子は、教授から受け取った図面を元に、庭のデザインを考え始める。部長には本社には戻らないと気持ちを伝える。純平も心機一転で絵を描き始めた。描いた絵は千春が「見たかった」野バラの絵だった。

千春は高原に「きちんと誇りが持てる仕事がしたい。企画の仕事をもう一度やらせてください!」と自分の意志をぶつけた。

完成した野バラの絵を千春に見せようと千春のもとを訪ねた純平は、タクシーから降りようとする千春に駆け寄ろうとするが、その時、同乗していた高原が千春にキスするのを目撃して固まってしまう。

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キャスト
田中千春 / 菅野美穂(かんのみほ)
旅行代理店に契約社員として務めている、彼氏いない歴5年の34歳。
お人好しで付き合いはいいが素直に甘えられない性格で、交際が長続きしたことがない。
結婚したくないわけではないが、した方がいいんだろうなと思いつつもガツガツ婚活する気にはならない。
料理も得意でモテないわけではないが、なぜ結婚できないのか家族も首をかしげている。

桐島春子 / 天海祐希(あまみゆうき)
才能ある造園プランナーで、公園や邸宅の庭園デザインを手がけている仕事ができる女。
サバサバしていて面倒見が良く、ひとりでいることにはもう慣れている。
長い間既婚者の上司との関係を続けてしまったため、結婚や出産に対する迷いは乗り越え、恋愛については達観している。40代になり、たまに会う母や祖母の一言が心に染みることも。
工藤純平 / 玉木宏(たまきひろし)
フラワーショップのアルバイト店員。
心優しく、人の感情にも敏感で繊細な性格で、自分のことより人のことを考えてしまい、恋愛にも奥手。
以前は油絵の絵描きを夢見ていた。
結婚は経済的にも精神的にも到底無理だと思っている。

佐倉麻衣 / 三吉彩花(みよしあやか)
橘陽一郎 / 青柳翔(あおやぎしょう)
鈴村真里子 / 福田彩乃(ふくだあやの)
田中(橘)千夏 / 中村ゆり(なかむらゆり)
田中紀子 / 市毛良枝(いちげよしえ)

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