宿命 1969-2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京
[第2話]
01/22放送

有川(北村一輝)は、10年連れ添った恋人・笹山信子(小池栄子)に別れを告げ、大物代議士・白井眞一郎(奥田瑛二)の娘である白井尚子(上原美佐)との縁談を進めていた。

自分を捨てた崇への復讐を誓った宣子は、偶然を装って尚子の通う料理教室を訪れる。対面するふたり。
宣子は親しく付き合っている相手がいることをほのめかすと、バッグから一枚の写真をわざと落とした。それは崇と宣子のツーショット写真であった。
2人の関係を知らされて尚子は激しく動揺する。

宣子が尚子に接触したことを知った崇は、宣子とはきちんと別れ、尚子の人生に責任を持つと約束した。そんな崇に向かって、尚子は「あなたの目指すものがなんなのか教えてほしい」と問いただした。

崇は自分が目指すのは内閣総理大臣の椅子であると明かした。その決意を聞いた尚子は、あらためて崇との結婚を決意する。

尚子は宣子の部屋を自ら訪ね、MBAまで取得した宣子の努力を認めた上で、父親が地方公務員であることに言及。

「あなたが本当に崇さんと結婚できると思っていたのなら、愚かしいことだと思います」と言い切った。

「崇さんと私との結婚が例え破断になったとしても、有川家があなたを受け入れることは決してありません」とまで。
宣子はプライドを打ち砕かれた。

そんな中崇の母・三奈(真野響子)は白井家に飾られてある書を見て、尚子の父親・眞一郎が40年前に交際していた男性だったことに気づく。

「絶対に結婚しては駄目。だって崇は…」
三奈は震えだす。

40年前から仕掛けられた、呪われた歯車が動き出した瞬間だった。
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キャスト
有川崇 / 北村一輝(きたむらかずき)
財務省エリート官僚。
有川家長男。
野望を抱いている。
笹山宣子 / 小池栄子(こいけえいこ)
崇の元恋人。
崇とは長く付き合っていた。
結婚できなかったため執念を抱いている。
白井尚子 / 上原美佐(うえはらみさ)
崇の婚約者。
代議士の妻になると宿命づけれられている。
有川透 / 細田よしひこ(ほそだよしひこ)
有川家次男。
優秀な兄とは正反対。
白井逸子 / 松坂慶子(まつざかけいこ)
尚子の母。
子供に帝王学を教え鍛え上げる。
白井眞一郎 / 奥田瑛二(おくだえいじ)
民自党政調会長。
ひそかに政権交代をもくろんでいる。
有川三奈 / 真野響子(まのきょうこ)
崇を権力の頂点に立たせるべく尽力する。
白井亜希子 / 藤井美菜(ふじいみな)
白井家の次女。
素直に育っている。

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