宿命 1969-2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京
[第5話]
02/19放送

崇(北村一輝)は何としても縁談をつぶそうとする三奈(真野響子)を激しく追及。
そんなふたりの口論を聞いていた透(細田よしひこ)は、いい加減にしてくれと言い、政界進出のための結婚などやめて崇が病院を継げばいいと訴える。
だが、崇は医者では日本を動かせない、自分が政治家になることが三奈の望みだと言い放った。
そのやり取りを耳にしてしまった和裕(田中健)は複雑な心境。

その頃、宣子(小池栄子)は留学時代の友人・山瀬(三上市朗)と再会。
宣子が崇への恨みをぶちまけると、彼のことを鼻持ちならないと思っていた山瀬は完璧につぶす方法があると告げた。
崇はアメリカ勤務していたころ、宣子に隠れて中国人女性と付き合っていたという。
さらに山瀬は宣子を自分の家に連れていき、一本のビデオテープを差し出した。
そこには山瀬の家でのパーティーに出ている崇と宣子が映っていた。
崇は山瀬に勧められて、マリファナを吸っていたのだ。
山瀬はそのビデオと引き替えだと言って、宣子をベッドに押し倒す。
だが、宣子は逆に山瀬がマリファナを吸っていることをバラすと脅して、ビデオを奪って帰った。

一方、崇は尚子(上原美佐)を呼び出していた。
崇は政界進出のための戦略結婚には違いないが、今では本当に尚子のことが好きだと言い、改めてプロポーズ。
それを聞いた尚子は涙を流して喜んだ。

その後、尚子が崇の家にいると、宅配便が届けられた。
送りつけてこられたDVDを見たふたりは唖然となる。
そこに、三奈が訪ねてくる。
彼女のもとにも同じDVDが届けられたらしい。
三奈は崇を責め、尚子に縁談は白紙にしようと言って謝罪。
だが、尚子はこれはふたりの問題だからと言い、三奈は帰っていく。

三奈を追いかけた崇は、尚子との結婚に反対する本当の理由は何かと追及。
三奈はそんなに結婚したいなら、有川家と縁を切る覚悟をしろと言う。
有川家の資産が目当ての白井家がふたりの結婚を許すはずがないというのだ。
だが、崇は自分の人生は自分で決めると言い、政治家にならずとも官僚の人生も悪くないと告げた。

ふたりを追ってきた尚子はそれを聞いて動揺。
崇は何も心配することはないと言って、彼女を抱きしめる。
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キャスト
有川崇 / 北村一輝(きたむらかずき)
財務省エリート官僚。
有川家長男。
野望を抱いている。
笹山宣子 / 小池栄子(こいけえいこ)
崇の元恋人。
崇とは長く付き合っていた。
結婚できなかったため執念を抱いている。
白井尚子 / 上原美佐(うえはらみさ)
崇の婚約者。
代議士の妻になると宿命づけれられている。
有川透 / 細田よしひこ(ほそだよしひこ)
有川家次男。
優秀な兄とは正反対。
白井逸子 / 松坂慶子(まつざかけいこ)
尚子の母。
子供に帝王学を教え鍛え上げる。
白井眞一郎 / 奥田瑛二(おくだえいじ)
民自党政調会長。
ひそかに政権交代をもくろんでいる。
有川三奈 / 真野響子(まのきょうこ)
崇を権力の頂点に立たせるべく尽力する。
白井亜希子 / 藤井美菜(ふじいみな)
白井家の次女。
素直に育っている。

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