ヤマトナデシコ七変化
[第2話]
01/22放送

恭平(亀梨和也)、雪之丞(手越祐也)、武長(内博貴)、蘭丸(宮尾俊太郎)、下宿先の主・美音(高島礼子)の息子タケル(加藤清史郎)と、一緒に生活を始めたスナコ(大政絢)。下宿にタダで住めることを条件に、4人はスナコをレディに変身させる契約を交わしていた。

朝、スナコは目覚めると人体模型にあいさつをする。それから「まぶしい生き物に会う前に」と光に慣れる練習をするスナコ…。かなり変わった女の子だけれど、料理はすごく上手だった。

美音との定期連絡の時間、4人は「スナコがレディーになった」と嘘をついてしまう。美音はスナコの姿を確認したがるが、その間、ずっと恭平がスナコを隠していた。

すると美音は突然「明日午後2時に帰る」と言い出す。4人は大慌てたがタケルは大喜びだった。

恭平はスナコに美音がいる間だけレディになってくれと頼むが、それも無理そうだ。

そのうち、スナコが外へ買い物に出かけようとする。声をかける武長に、スナコは「外にでるのは苦手だけど、買い物は私の仕事ですから…」と言って出かけて行く。その様子を恭平をずっとストーキングしているマリ(星野亜希)が観察をしていた。実はストーカーはマリだけでなく4人も…。

マリたちは、恭平のそばで生活しているスナコを“邪魔者”として排除しようと考える。

「私の仕事ですから」と言ってスナコは外へ出るものの、外の明るさが辛くなって、恭平がいきつけにしている喫茶店に逃げ込むようにやってくるスナコ。店に入ったスナコはあっという間に隠し部屋へと逃げ込んだ。
その様子を見ていたマスターは「隠し部屋に気づいた人は初めてだ」と、驚いていた。

その頃、マリは怪しげな格好をして“キノコ”を探していた。やっと探していたキノコを見つけたマリは「とったどー!」と声を上げる。

一方、大学では乃依からスナコのことを聞かれた武長が、スナコをレディーにするために乃依を下宿先に招いていた。

隠し部屋に逃げ込み、落ち着いたスナコは、マスターから“薄暗い商店街”を聞き、その八百屋に向かった。
八百屋さんで待っていたのはマリ…。マリは八百屋のフリをしてスナコにキノコを渡した。

スナコは家に帰るとさっそく食事の準備をする。マリからもらったキノコは焼きキノコにした。味見をしようとしたとき、恭平と乃依がやってきてスナコ部屋へと連れて行かれる。
乃依はスナコがまぶしくないようにと、上着をかぶってくれた。

乃依は部屋にあった人体模型のことをスナコにたずねると、スナコは「ひろしくんが一番私の気持ちをわかってくれる」と話す。スナコには、誰とも口をきけなかった悲しい思い出が過去にがあるようだ。

「ひろし君は 私の親友なんです」嬉しそうに告白するスナコ。

そのあと、みんなでスナコの作ったご飯を食べた。その間、スナコだけは陰に隠れていた。味見ができなかった“焼きキノコ”は冷蔵庫にしまうスナコ…。

食事の後、恭平は女の子らしいきれいな服をスナコに勧める。でも、スナコは着ようとしなかった。すぐにキレる恭平は、「とっとと普通の女になりやがれ!」とキレた。

そこに美音から電話が…。美音は「1分でつくから」と言い、電話を切った。
慌てた恭平たちはスナコを隠そうとする。

1分後、玄関ベルがなる。ドアを開けるとそこにいたのは美音ではなく年配の紳士だった。
彼は美音の執事でセバスチャンと言うらしい…。
美音の代理でやってきたそうだ。

セバスチャンはスナコのことをたずねるが、そのたびにみんなは必死でごまかした。「もしスナコがレディーになったのが嘘なら、舌をひっこぬく」と言われ、みんなはビビる。

その後、セバスチャンはとりあえず自室へと消えて行く。

美音が帰ってこないので、タケルはとても寂しがった。
スナコは「私がお母さんじゃダメ?」と笑顔でタケルに声をかける。
そのときタケルのおなかが鳴った。スナコは冷蔵庫にキノコがあるのを思い出し、台所に行くとキノコを再び調理し始めた。そしてスナコがキノコの味見をすると…。
スナコはその場に倒れてしまった!

家の外からその様子を観察していたマリたちは大喜びだ!!!

スナコの元に恭平たちやセバスチャンが駆け寄るが、目覚めたスナコの様子がおかしい。なんとスナコはレディーになったのだ!スナコの言動を聞いたセバスチャンは大満足!「あれは たしかにレディー」と喜んでいた。

スナコの食べたキノコを見たタケルは、それが“お姫様キノコ”だと気づく。このキノコを食べると女性ホルモンが活発になってレディーになってしまうというのだ。さらにお姫様キノコで変身してしまった女性は王子様のキスでもとに戻るという…。

「スナコちゃんが変になっちゃった」と慌てるタケル。しかし恭平は「レディーになったんだから放っておけ」と言う。美音の部屋で服を楽しそうに洋服選びをするスナコ。お姫様キノコでレディーになったスナコは、タケルに「お母さんになってあげる」という約束も忘れてしまったようだった。恭平もなんだかつまらなそうだ。

「ママのかわりになってくれるって言ったのに」タケルは本当に寂しそう…。

次の日、スナコはいつものように料理を作ったあと、一緒にテーブルでご飯を食べるが、その料理がまずい!お姫様キノコでレディーになったスナコは、料理の仕方も忘れてしまったらしいのだ。恭平が怒ると、「せっかく普通のスナコちゃんになったんだから」と皆が止めた。

翌日、いつもの喫茶店に行った恭平は、スナコのことをマスターに話した。するとマスターは「普通ってなんだ?」と、恭平に問いかけた。

恭平がスナコにもらったドクロをカップ麺のふたの上に置いて考え事をしていると、タケルがやってくる。「スナコちゃん、あのままなのかな」と心配なタケル。タケルは元のスナコが好きなんだと恭平に訴えた。

翌朝、またドクロを眺めていた恭平をタケルが呼びにくる。セバスチャンがスナコのホラーグッズを「すべて捨てたほうがいい」というのだ。恭平はセバスチャンに「持ち主の許可がないと勝手に捨てられない」と言うと、スナコを部屋へと連れて行き、「捨てていいか」確かめた。

スナコの返事は「どうぞ」。どうやら全てを忘れてしまったようなのだ。

恭平は「おまえさ、もとに戻れ。親友のことも忘れるぐらいなら、元に戻ったほうがましだっつうの」と言うと、スナコの唇にキスをした…。

こうしてスナコは元に戻り、タケルは大喜び!
セバスチャンは「スナコ様はとても素敵なお嬢様におなりでございます。すべて、ぼっちゃま方のおかげでございます」と美鈴に報告した。

セバスチャンは帰り際、「食中毒にかかったスナコを放っておくなら、美音に報告しようと思っていた」と言う。

セバスチャンはすべてわかっていのだ…。



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キャスト
高野恭平 / 亀梨和也(かめなしかずや)
美男子だがケンカ最強の乱暴者。
無愛想で粗雑な短気人間。
中原スナコ / 大政絢(おおまさあや)
ブスだというコンプレックスから女を捨て、顔を隠し、暗闇でひっそり孤独に生きているホラー少女。
ある出来事がきっかけで閉じこもってしまった。
遠山雪之丞 / 手越祐也(てごしゆうや)
女の子と間違われるほどのかわいらしい美男子。
笑顔満点のムードメーカー。
織田武長 / 内博貴(うちひろき)
冷静。文武両道のクールな人。

森井蘭丸 / 宮尾俊太郎(みやおしゅんたろう)
三度のメシより女好きの女たらし。
ナルシスト。
中原美音 / 高島礼子(たかしまれいこ)
下宿の女主人。
恋愛至上主義者。
中原タケル / 加藤清史郎(かとうせいしろう)
中原美音の息子。
心優しい子。

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